ロードヒポキシス Rhodohypoxis baurii

ロードヒポキシスの花
写真 ロードヒポキシス
撮影時期 2016.5.8
栽培状況 鉢植え
科名・属名

キンバイザサ科
ロードヒポキシス属

園芸分類

春植え球根

別名

アッツザクラ

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【ロードヒポキシスについて】

ロードヒポキシスは、小型の春植え球根として、根強い人気を持っています。最近は、これまでの花色に加えて黄色や深紅の花も登場し、たいへんにぎやかになっています。

アッツザクラとも呼ばれますが、それは太平洋戦争中の昭和18年5月、アリューシャン列島のアッツ島日本軍守備隊が玉砕したという悲報が伝えられた当時、ある山野草の店が「アッツ桜」という名前で売り出したことによるものだそうです。

しかし、原産地は、アッツ島とは関係なく、南アフリカのドラケンスベルグ山地です。原産地では、今では、まぼろしに近い花といわれているようです。ともかく、そんなことは関係ないかのように、かわいい花をたくさんつけます。

人気のある花で、春先には園芸店やホームセンターなどに開花株が出回りますが、通常の栽培では、4月の終わりごろから咲き始めます。

栽培したところでは、冬になると地上部がなくなりますので、いつの間にかどこかに行ってしまったりしましたが、春先にきちんと植え替えすれば、育てやすい球根で、毎年よく咲き、球根も増えていきます。

【花の特徴と性質】

ロードヒポキシスの花

草丈

草丈が10p程度の小型の球根ですので、鉢やプランター栽培に適しています。勿論、庭に植えてもかまいません。

葉は、秋の終わりには黄色くなり冬には地上部が枯れてしまいます。

この花の特徴は、カヤツリグサのような葉の中からかわいい星形の6弁花をたくさんさかせるところにあります。

また、花の中心にしべが見えないので、少し変わった感じがします。

花色は、白、淡桃、濃桃色などですが、黄色や深紅の花も販売されています。

耐寒性・耐暑性

暑さにすこし弱いので、夏は涼しくしてやる必要があります。もっとも、夏場は半日陰に置けば、関東以西の暖地でも全く問題ありません。

学名の説明

Rhodohypoxis・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ、赤)+ hypoxis(キンバイザサ科の関連する属名です。)

baurii・・・・・医師で植物コレクターのレオポルド・バウアーに因みます。

【主な種類と品種】

ルビーの輝き

これまでなかった濃赤色の品種です。

黄花アッツ桜

最近の品種で珍しい黄色の花を咲かせます。

千代鶴

桃覆輪の細弁中輪花です。

その他赤や白の品種が売られています。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

園芸店などでは、早くから開花株が出回りますので、まずは、これを買って育てることになります。買った鉢がとても小さいことが多いですが、そのときは、根鉢を崩さないよう大きめの鉢に植え替えます。

球根を手に入れたときは、早めに植えつけます。球根の上下がわかりにくいときは、球根を横にして植えても問題はありません。

ロードヒポキシスの花

鉢植えの用土

鉢植えの用土は、赤玉土か鹿沼土に腐葉土を混ぜた土に浅めに植えつけます。

私は、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を等量にしたものに植えつけていますが、よく育っています。丈夫な球根などで、それほど、神経質になる必要はありません。

植え付けの深さ

植えつけの深さは、覆土して球根が見えなくなる1cm程度にします。

株間

庭植えは3cm程度にします。鉢植えの場合、細かく分球したときは1cm程度にします。

植え場所・置き場所

日光が好きなので、日当たりのよいところに置きますが、耐暑性がやや弱いので夏は風通しのよい半日陰に置きます。

花壇に植える場合は、夏半日陰になるところが適しています。

植え替え

前の年から育てた球根は、毎年、3月になったら植え替えます。球根を掘り上げると子球が付いていますので、たくさん増やしたいときは、ていねいに分球して植え替えます。庭植えのときは、ある程度かたまりにして植え替えると作業が簡単です。

日常の管理

鉢植えの場合は、成育中は、乾燥させ過ぎないように注意します。

花壇に植えつけたときは、他の草花に埋もれないよう気をつけます。

ロードヒポキシスの花

冬の管理

11月頃に葉が枯れてきたら、鉢のまま、軒下などで凍らせないようにして冬越しさせます。

鉢土をカラカラに乾燥させないで、ときどき軽く水を与えて少し湿り気をもたせるようにします。

肥料

植え付け時に緩効性肥料を与えます。

また、生育期間中、2週間に1回程度、規定量よりもやや薄めの液肥を与えます。

病気・害虫

特に大きな被害を与えるようなものはありません。

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