ワトソニア Watsonia spp.

ワトソニアの花
写真 ミニチュアミックス
撮影時期 2016.4.16
栽培状況 庭植え
科名・属名

アヤメ科
ワトソニア属

園芸分類

秋植え球根

別名

ヒオウギズイセン

原産地

南アフリカケープ地方

用途

庭植え、鉢植え

花期

5月〜6月

【ワトソニアについて】

ワトソニアは、南アフリカに自生する秋植え球根で、マルギナータ(W. marginata)、アーデルネイ(W.ardernei)、ピラミダタ(W.pyramidata)や、それらの交配種があります。よく栽培されているのは、ドワーフワトソニアという草丈の低い種類です。

ワトソニアの花は、グラジオラスをシンプルにしたような感じで、グラジオラスより一足早く開花します。

とても丈夫な秋植え球根で、栽培は非常に簡単ですし、矮性種を選べば鉢植えも可能です。もっとも、グラジオラスと比較すると、種苗会社のカタログに掲載されている品種の数も少なく、あまり栽培されることはないようです。

栽培したところでは、大変丈夫で、非常に育てやすい球根です。

【花の特徴と性質】

ワトソニアの花

草丈

高性種は草丈1mを超えます。秋に植え付けると、年末に1m近くになっています。

矮性種は草丈30pほどです。植えっぱなしにした2年目は、11月頃には葉が伸びてきます。

花は、長い花茎を伸ばし。穂状にたくさん咲いてきれいです。

花色は、白、ピンクが多いですが、赤や写真のようなサーモンピンクもあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性があり、植えっぱなしにできます。夏は休眠します。

学名の説明

Watsonia・・・・・18世紀のイギリスの植物学者 William Watson への献名

marginata・・・・・「縁どりした」

ardernei・・・・・本種を発見したアーデルンに因みます。

pyramidata・・・・・「ピラミッド型の」

【主な種類と品種】

種苗会社のカタログにもあまり見かけませんが、たまに矮性種が載っていることがあります。

マルギナータ
W. marginata

マルギナータマイナーという品種は、草丈80pで、真っ赤な花が魅力です。

アーデルネイ
W.ardernei

草丈1mほどです。白花で、切り花に適しています。

ピラミダタ
W.pyramidata

藤桃色の花が咲きます。

ミニチュアミックス
(ドワーフワトソニア)

草丈30pほどの矮性種です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

球根は園芸店やホームセンターなどで見かけることは少なく、種苗会社のカタログなどを通じて入手します。鉢やプランターで育てる場合は、草丈の低い矮性種が適しています。

植え付けは、10〜11月頃が適期です。花壇に植える場合は、あらかじめ苦土石灰を撒いて耕しておき、1週間ほどしたらバーク堆肥を入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

ワトソニアの花

鉢植えの用土

市販の球根用土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

花壇に植える場合は5cm、鉢やプランターに植える場合は3cmほどにします。

株間

庭植えでは、矮性種で5〜10p、高性種は10〜15pほどにします。鉢植えの場合は、矮性種で5号鉢に5球が目安です。

植え替え

鉢やプランターに植えた場合は、毎年、若しくは2年に1回程度の植え替えます。庭植えの場合は、3〜4年は植えっぱなしにできます。

植え場所・置き場所

日当たり、水はけのよいところに植え付けます。土質は選ばず、普通の庭土で十分育ちます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、表面の土が乾いたら水やりをして、過湿にならないようにします。

花の終わった花茎は早めに切り取ります。

休眠期の管理

植え替える場合は、葉が枯れてきたら掘り上げて、よく洗ってから日陰で乾燥させ、網袋に入れて雨や日の当たらないところで秋の植え替えまで保管します。

ワトソニアの花

冬の管理

年内に葉を伸ばしてきますが耐寒性は比較的強く、暖地では霜よけの必要はありません。私の庭では、1月の冷え込みにも傷んだ様子はありません。

ただし、寒地では、霜よけをする必要があります。

ふやし方

植え替えの時に、分球して増やすことができます。

肥料

花壇に植えた場合は、肥料をあまり与えなくてもよく育ちます。

鉢やプランターに植える場合は、植え付け、植え替え時に緩効性肥料を与え、暖かくなったら液肥を2週間に1回程度与えます。

病気・害虫

病気などは特にありません。

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