ナツズイセン Lycoris squamigera

ナツズイセンの花
写真 ナツズイセン
撮影時期 2008.8.24
栽培状況 庭植え
科名・属名

ヒガンバナ科
ヒガンバナ属

園芸分類

夏植え球根

別名

リコリス・スクアミゲラ

原産地

日本

用途

庭植え

花期

8月

【花の印象など】

ナツズイセンは、春に水仙に似た葉を出し、夏に花が咲くのでこの名前がついています。リコリスの仲間で、学名のリコリス・スクアミゲラとも呼ばれます。

花はスイセンにはあまり似ていませんが、美しい花ですし、夏の花のない時期に咲きますので貴重です。

それにしても、リコリスは、植えっぱなしで、毎年、花の少ない夏にとても美しい花が咲くので、これに勝る球根はちょっと見あたりません。

【花の特徴と性質】

草丈

20pほどです。花茎を入れると70〜80pになります。春に出葉するタイプです。

50pほどの花茎を伸ばし、花径8pほどの淡ピンク色の花が咲きます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性とも強く、露地植えできます。

学名の説明

Lycoris・・・・・ギリシャ神話の海の女神リコリス(Lycoris)に由来しています。

squamigera・・・・・「鱗片のある」

【主な種類と品種】

ナツズイセンは、ナツズイセンはリコリス・スプレンゲリとリコリス・ストラミネアの交雑種と言われています。

なお、下の写真がスプレンゲリですが、弁先にほんのりとブルーの色が入るのが特徴です。スプレンゲリも美しいのでよく栽培されています。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

7〜8月頃が植えつけの適期ですが、球根を手に入れたら早めに植え付けます。庭植えの方が植えっぱなしで手間がかからず、栽培には適していますが、鉢やプランターでも育てられます。

花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度のバーク堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え付けの深さ

庭に植える場合は、球根の頭が完全に土にかくれてしまうくらいの深さに植えつけます。

鉢やプランターに植える場合は、球根の頭と用土が同じ高さになる程度の浅植えとします。

鉢植えの用土

鉢植えの用土は、赤玉土とバーク堆肥を2対1にしたものを使っていますが、問題なく育っています。バーク堆肥の代わりに腐葉土でも勿論かまいません。

ナツズイセンの花

株間

花壇に植える場合は、10p程度を標準にし、大きい球根は、それより少し間隔を広くします。

鉢植えの場合は、球根の大きさに応じて、6号鉢に4〜5球を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、水はけがよく日当りのよいところに植えつけますが、半日陰程度でも、特に、問題はありません。

鉢植えも、日当たりよいところで育てますが、夏は、半日陰程度になるところが最適です。

植え替え

庭植えの場合は、数年は植えっぱなしにできます。むしろ、そうした方が、花数が年々増えて美しく咲いてくれます。

植えてから5〜6年ほどたつと球根が混みあってきますので、7〜8月ごろに掘り上げて、分球して、すぐに植えつけます。

鉢植えの場合は、小さい鉢の場合は毎年、大きい鉢やプランターに植えた場合は、2〜3年に1回を目安に植え替えます。

植え替えするときは、葉が枯れてから球根を掘り上げ、すぐに植えつけます。

日常の管理

花が終わったら、早めに花茎を切り取っておきます。

また、休眠期に入ると地上部がなくなりますので、目印をしておかないと、植えた場所を忘れて必要のない時に掘り返すことになりかねませんので注意します。

冬の管理

耐寒性が強いので、暖地では、霜除け等は特に必要ありません。

休眠期の管理

初夏になると地上部が枯れて休眠期に入りますが、植え替えを予定しているときも、すぐに掘り上げずに、そのまま植え替え時まで待ちます。

鉢やプランターに植えている場合は、カラカラにしないでときどき軽く水やりします。

ふやし方

植え替えの時に、分球して増やすことができます。

肥料

それほど多肥にしなくてもよく育ちますが、花壇に植えるときは、葉の出る前に化成肥料を1u当たり50gほど与えておきます。

鉢やプランターに植えている場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与えます。後は、生育期間中に2〜3回置き肥をします。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。