ランタナ Lantana camara

ランタナの花
写真 ランタナ・カマラ
撮影時期 2003.11.15
栽培状況 庭植え
科名・属名

クマツヅラ科
ランタナ属

園芸分類

常緑低木

別名

シチヘンゲ

原産地

熱帯アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【ランタナについて】

ランタナは、昔からある花木で、花色が変化すること、花期がたいへん長いことが特徴の一つです。また、夏の暑さに負けず晩秋まで咲き続けることや、花つきがよくて見栄えがすることから、暖地ではよく植栽されています。

さらに、病害虫がつかずたいへん丈夫ですから、全く手間がかかりません。

ただし、ランタナの中では、温暖化のために野生化しているものがありますが、少し花がきれいだと思っても、野生化しているものを挿し木して庭に植えるとタネから増えて困ったことになります。

また、ランタナには棘があり、そのうえ、根を丈夫に張っているのでスコップがないと引き抜くことが困難です。ですから、ランタナを植えるなら、花のきれいな品種を園芸店などで購入して植えることが大切です。

栽培したところでは、昔は庭植えのものは冬を越せませんでしたが、最近の温暖化のせいで、ここ数年は霜除けをしなくても枯れずに冬を越していました。ただ、今年(2015年)、久しぶりにマイナス3度という日があり、霜除けをしていなかったので枯れてしまいました。

【花の特徴と性質】

ランタナの花

樹高

暖地の場合、大きく育って1.5mほどに伸びたランタナを見かけることがあります。大きな株を覆うように花が咲いた様子は、本当に素晴らしいものです。

以前は花色が黄色〜橙〜赤と変化する品種が一般的で「シチヘンゲ」という和名の由来になっていますが、最近非常に花色が豊富になり、白、黄、ピンク、赤紫などの品種があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性が弱く、露地で越冬できるところは暖地でも一部に限られます。

学名の説明

Lantana・・・・・ガマズミ属の(Viburnum lantana)が語源です。

camara・・・・・ランタナ属のための南アメリカの方言が語源です。

montevidensis・・・・・(ウルグアイ首都の)「モンデビデオの」

【主な種類と品種】

園芸店などでは、品種名のついたものは少ないようです。

カマラ系
L. camara

昔から栽培されてきた品種は花色が黄色〜橙〜赤と変化する品種(写真:最下段)で、シチヘンゲと呼ばれます。コバノランタナとの交雑により、矮性で多花性の品種群が作り出されています。

コバノランタナ
L. montevidensis

ランタナとは別種です。匍匐性の性質を持ち、葉はランタナよりも小さく3p程度です。花色は淡紅紫色がよく出回っています。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

耐寒性が弱いので、暖地でも無霜地域でないと庭植えは寒害を受けますので、冬は霜除けが必要です。暖地以外は鉢やプランターでの栽培になります。

春になるといろいろな品種の苗が売られていますが、ほとんどの場合、小さなポットに植えられていますので、二回りほど大きな鉢やプランターに植え替えます。用土は、市販の培養土でよく育ちます。

ランタナの花

植え替え

鉢のまま育てる場合は、4月になってから植え替えます。ランタナの根はよく伸びますので、毎年、春に植え替えたほうが生育がよくなります。

植え替えた後、生育をみて3〜5節ごとに摘心すると側枝が出て草姿がよくなります。

植え場所・置き場所

日当たりがよくないと花付きが悪くなりますので、日当たりのよいところが絶対の条件です。

日常の管理

乾燥させすぎると葉が枯れるので、鉢植えの場合は、水切れさせないように注意します。

春になって気温が上がれば、露地に植えると管理が楽で、株も大きくなってにぎやかに咲き続けます。霜の降りる前に、強く切り戻してから鉢に取って、暖かいところで冬を越し、翌春庭に植えつけます。

ただし、いったん庭に下ろすと、根がよく張って鉢に戻すのが大変ですので、こうした場合に備えて、挿し木をしておくと安心です。6〜9月頃に鹿沼土やバーミキュライトに挿すと容易に発根します。

剪定

花がひととおり終わったら、半分程度にきり戻しておくと、枝が伸びて、秋にもよく咲いてくれます。

花の終わった11〜12月頃には、強剪定をしておきます。

ランタナの花

冬の管理

庭植えの場合は、霜除けが必要です。鉢やプランターの場合は、暖地であれば霜の当たらない軒下などに置いておけば冬を越します。ただし、寒さが厳しい年は枯れてしまうことがあります。

寒くなると、葉を落としますので、冬場の水やりは、ごく控えめにします。

肥料

庭植えの場合は、あまり肥料を必要としませんが、鉢植えの場合は、肥切れしないように緩効性肥料を月に1回置き肥します。

病気・害虫

特にありません。

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