ラークスパー Consolida ajacis

ラークスパーの花
写真 ラークスパー 'マーベラスピンク'
撮影時期 2016.5.14
栽培状況 秋播き後、庭植え(冬はビニールハウスで育苗)
科名・属名

キンポウゲ科
ヒエンソウ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

チドリソウ
ヒエンソウ

原産地

南ヨーロッパ

用途

庭植え

花期

5〜6月

【ラークスパーについて】

ラークスパーは、チドリソウ(千鳥草)あるいはヒエンソウとも呼ばれる秋まき一年草です。チドリソウという呼び方は、花の姿が千鳥が飛んでいるような姿をしているからと言われています。

充実した苗に育てることができれば、とても美しい花を楽しむことができます。

栽培したところでは、寒さに強く冬の間も成長しますが、早播きできないので、開花までに充実した株になりにくいように思います。上の写真は、冬の間、無加温のビニールハウスで苗を育て、春先に花壇に植えたところ、とてもよく咲いてくれました。

ラークスパーの栽培で、最も気を付けなければならないのが立枯病です。今年(2016年)、‘バースデーローズ'も播いていましたが、育苗はスムーズにいったものの立枯病にすっかりやられてしまいました。

【花の特徴と性質】

ラークスパーの花

草丈

草丈は、1〜1.5m近くになります。

デルフィニュームと比較すると一回り小ぶりで可憐な感じがします。

色は、紫、ピンク、赤、白と各色があります。最近の品種は、花付きもよく大変見栄えがします。

耐寒性・耐暑性

寒さには強いので、暖地では冬も霜除けなしで越冬します。

学名の説明

Consolida・・・・・「がっしりした」、「中まで堅い」と言った意味です。

ajacis・・・・・トロイ戦争のギリシャの英雄である Ajax に因みます。

【主な種類と品種】

シドニーシリーズ

花壇用の品種で草丈が1.5mになります。茎がしっかりしているので切り花にしても長持ちします。花色は、白、ローズ、紫があります。中の写真が ”シドニーパープル” という品種です。

マーベラスピンク

穂のつまりがよくボリュームのある花が咲きます。草丈は1.5mmほどになります。

バースデーローズ

ガクがローズで八重の白花という二色咲きの華やかな品種です。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

発芽の適温が15度と低いので、早播きは控えます。移植を嫌いますので、ポリポットに播きます。また、タネは嫌光性ですので、覆土はタネが隠れるよう5mmほどにします。

ポットに播いたときは、発芽後、本葉が3〜4枚になったら間引いて1本にしますが、必要な本数が足りないときは、2本以上生えたポットの苗を丁寧に分けてやれば、特に問題なく育ってくれます。

ラークスパーの花

植え付け

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。1週間ほどしたらバーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を50gほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

ポットに播いた株が本葉が5〜6枚になったころに花壇やプランターなどに定植します。

ただし、関東以西の暖地の場合、タネを播く時期を早くすることができない上に、苗の生育が比較的ゆっくりですので、冬が来るまでに花壇に植え付けして、しっかりと根を張らすということが難しいと言えます。

そこで、春先までフレームなどに入れて育苗すると、冬の間も生育して春先には充実した苗になりますので、それから定植した方が失敗が少ないです。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植えるときは25〜30pほどにします。株元が混みすぎると立枯病など病気が出やすくなります。

60cmのプランターの場合は、3株ほど植え付けます。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよい場所を選びます。立ち枯れ病が発生しやすいので、連作は避けます。

鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

春先に摘芯をすると株立ちが多くなり、見応えのある株になります。

草丈が高くなりますので、開花時に倒れないように支柱をしてやる必要があります。

ラークスパーの花

冬の管理

耐寒性は強いですが、秋に定植できなかったときは、年内に苗が春先までフレームなどに入れて育てます。

秋に苗を購入して鉢やプランターに植えた場合は、霜の当たらない軒下などで育てます。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、追肥として液肥を定期的に施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、追肥として液肥を定期的に施します。

病気・害虫

害虫はほとんど付きませんが、立ち枯れ病が発生しやすいので、密植は避けるようにします。

立ち枯れ病の予防のためには、植え付け予定地の夏の間の天地返し、あるいは土壌消毒などをします。植え付け本数がそれほど多くなければ、園芸用培養土を客土する方法もあります。

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