ユキワリソウ(雪割草) Hepatica nobilis

ユキワリソウの花
写真 ユキワリソウ
撮影時期 2005.1.22
栽培状況 鉢植え
科名・属名

キンポウゲ科
スハマソウ属

園芸分類

宿根草

別名

ミスミソウ

原産地

日本

用途

鉢植え

花期

1〜3月

【ユキワリソウについて】

ユキワリソウは、正しくはミスミソウ、オオミスミソウ、スハマソウ、ケスハマソウを総称したものですが、一般には、オオミスミソウがユキワリソウとして流通しています。

早春の花として昔から栽培されてきましたが、花の形態が極めて変化に富んでおり、カタログなどを見るとびっくりするような値が付いているものがあります。

ただし、品種を選ばなければ安いものが手に入りますし、こうした株の花でも十分に楽しめます。

【花の特徴と性質】

ユキワリソウの花

草丈

10〜15pほどです。

花径は2〜3pで、一重咲が一般的ですが八重咲きから千重咲まで様々な花形のものがあります。花色も白、淡桃色、桃色ピンク、赤、淡紫、紫、緑など多彩です。

耐寒性・耐暑性

耐暑性が問題ですが、何とか夏を越して問題なく育ち、花が咲きましたので、まず大丈夫です。

学名の説明

Hepatica・・・・・ hepaticus(肝臓)が語源です。

nobilis・・・・・「気品のある」、「立派な」

【主な種類と品種】

園芸品種はたくさんありますので、基本種を紹介しておきます。

ミスミソウ
H. nobilis var.japonica

本州の中部以西と九州北部に自生しています。「三角草」というのは一般的には葉先が尖っていることに由来しているようです。

オオミスミソウ
var.japonica f.magna

新潟県を中心に秋田以南の日本海側に自生しており、花の変異が最も大きいようです。

スハマソウ
var.japonica. f. variegata

本州の岩手県以南に自生しています。「洲浜草」と書きますが、葉先が丸まっていて渚のような形をしていることに由来しているようです。

ケスハマソウ
var.japonica. f. pubescens

中部以西と四国に自生しています。「毛洲浜草」と書きますが、花茎などに毛が多いことによるのでしょうか。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

園芸店やホームセンターなどでは2月ごろにポットに植えられた開花株が出回ることが多いですので、通常は、これを買って育てます。種苗会社などのカタログには、花色と花型の美しい品種が出ていますが、かなり高価です。

ポット苗を購入したときは、根鉢を崩さないようにして早めに植えつけます。鉢植え、庭植えいずれでもかまいませんが、高温多湿を嫌いますので、暖地で育てる場合は移動できる鉢植えの方が管理が楽です。

ユキワリソウの花

鉢植えの用土

鉢植えの場合は、市販の山野草培養土もしくは日向土と鹿沼土を同量に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、落葉樹の下などに植え付けます。

鉢植えは、11月ごろから4月ごろまでは日当たりのよいところに置きます。それ以外の時期は明るい日陰に置きます。

植え替え

鉢植えは、2年に1回を目安に植え替えます。時期は、花後もしくは9月下旬ごろが適期です。

日常の管理

花後から新芽が充実するまでの間は、乾燥させ過ぎないように注意します。

終わった花は花茎の元から切り取っておきます。また、新しい葉が充実したら古い葉を切り取っておきます。

夏の管理

5月〜10月頃までは直射日光を避け、明るい日陰で育てます。また、暑い時期は過湿にならないようにします。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますが、鉢植えの場合は、強い北風が当たるような場所は避けます。

鉢土が乾いたら水やりをします。

ふやし方

通常は、植え替えの時に株分けで増やすことができます。

肥料

花後から6月ごろ、そして9月下旬〜10月ごろに2週間に1回程度液肥を与えます。梅雨明けから秋の彼岸頃までは肥料は与えません。

病気・害虫

サビ病が発生することがあります。

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