ヤマボウシ Cornus kousa

ヤマボウシの花
写真 ヤマボウシ
撮影時期 2004.5.5
撮影場所 野市町にて
科名・属名

ミズキ科
ヤマボウシ属

園芸分類

落葉広葉中高木

別名

(特にありません)

原産地

日本、朝鮮、台湾

用途

庭植え

花期

5月

【ヤマボウシについて】

ヤマボウシは、日本に自生している花木ですので、丈夫でよく育ちます。4弁の花に見えるのは苞で、本当の花は中心部にあります。近縁種に常緑のホンコンヤマボウシ(C. hongkongensis)やヒマラヤヤマボウシ(C. capitata)があります。

ハナミズキとよく間違われますが、ハナミズキは北アメリカ原産で、花(苞)は先がくびれていますが、ヤマボウシは先がとがっています。また、開花時期もハナミズキと比較するとヤマボウシが遅くなります。

なお、ヤマボウシの名前の由来は、丸いつぼみの集まりを坊主頭に、白い総苞をそれの頭巾に見立てたものであると言われています。

【花の特徴と性質】

ヤマボウシの花

樹高

高さ10mにもなる高木ですが、園芸種には矮性品種があります。

花(苞)は4弁で基本種は白です。

園芸種には桃色や咲き分けのものもあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性とも強く、丈夫です。

学名の説明

Cornus・・・・・ cornu(角)に由来します。

kousa・・・・・ヤマボウシの箱根地方の方言である「クサ」に基づくとされています。

hongkongensis・・・・・「香港の」

capitata・・・・・「頭上の」、「頭花のある」

【主な種類と品種】

源平ヤマボウシ

若木は白花ですが、成木(4〜5年後)になると白、桃、赤の咲分けをする品種です。

ホンコンヤマボウシ
C. hongkongensis

中国原産の常緑のヤマボウシです。樹高2〜4mで花は黄色です。‘陽光’という品種が流通しています。

ヒマラヤヤマボウシ
C. capitata

常緑のヤマボウシで、‘マウンテン・ムーン’などの品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

厳冬期を除く12月、2〜3月ごろが植えつけの適期です。木が大きくなりますので、鉢植えには適していません。

苗木の大きさにもよりますが、通常は、根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ヤマボウシの花

植え場所

日当たりのよいところに植えますが、西日の強く当たらないところが適しています。

剪定

自然に樹形をつくっていきますので、強い剪定は避け、落葉した冬に徒長枝や混みすぎた枝を剪定します。

徒長枝は、つけ根で切り取るか、3〜4芽残して切り取ります。

9月ごろになると花芽の確認ができるようになりますので、全体を強剪定する場合はやむを得ないとしても、漫然と花芽のついた枝まで切ってしまうと翌年の花が咲かないことになります。

肥料

2〜3月と8〜9月に、油カスと骨粉を等量にしたものを与えます。

病気・害虫

苗木のうちはテッポウムシに注意します。また、アメリカシロヒトリの幼虫を見かけたら、早めに駆除します。

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