テッポウユリ Lilium longiflorum

テッポウユリの花
写真 テッポウユリ
撮影時期 2016.6.14
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユリ科
ユリ属

園芸分類

秋植え球根

別名

リュウキュウユリ

原産地

日本

用途

庭植え

花期

6月

【テッポウユリについて】

テッポウユリは九州南部の島々や沖縄などが原産のユリです。純白の花色とかぐわしい香り、そして、丈夫で毎年よく咲いてくれるので最も身近なユリだと言えます。

最近は、交配によって黄色やピンクの品種が出回ってきましたが、やはりテッポウユリといえば白花でしょうか。

栽培したところでは、大変丈夫で、毎年よく咲いてくれます。また、交配種のデリアナも、原種に劣らず丈夫で2年目でも下の写真のようによく咲きました。

【花の特徴と性質】

草丈

60p〜1mほどです。

テッポウユリといえば白花と決まっていましたが、最近はテッポウユリにオリエンタル系を交配させて黄色やピンクの花が出回っています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性があります。

学名の説明

Lilium・・・・・ギリシャ語の leirion(ユリ)が語源です。

longiflorum・・・・・「長い花の」

【主な種類と品種】

最近の交配種などを紹介します。

ホワイトエレガンス

テッポウユリの中では花付きがよく、純白の花が咲きます。高性で切り花にも向いています。

デリアナ

やや草丈が高くなり1.2mほどになります。咲き始めは濃い黄色で、次第に淡くなっていきます。丈夫です。(写真下)

ミヤビ

あざやかな赤花の品種です。

トライアンフェータ 

花弁の中心部がワインレッドになる大輪の品種です。

【育て方と栽培のポイント】

テッポウユリは、タネも販売されていますのでタネから育てることもできますが、ここでは球根から育てるポイントを記載しています。

植え付け

10月中旬〜11月上旬が植えつけの適期です。ユリの球根は乾燥を嫌いますので入手したらすぐに植えつけます。

植えつける1週間ほど前に、苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。

植えつけに当たっては、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて30〜40cmほど掘り起こします。

鉢植えの用土

赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、川砂を5:4:1程度に混ぜた用土などを使います。

テッポウユリの花

植え付けの深さ

ユリは、球根から出た茎の土中部分にある根が栄養分を吸収するので、かなり深植えにする必要があります。

目安としては球根の3〜4倍ほどにしますが、もっと深く植えても問題はありません。深く植えると、夏の地温上昇の影響を受けにくくなり、むしろ、ユリに適した環境をつくることになると言えます。

鉢植えの場合は、球根1個もしくは1個半ほど鉢土がかかるように植え付けます。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところを好みます。ただし、西日が当たる場所よりも、午前中日の当たるところが適しています。

鉢やプランターに植えた場合は、風通しのよいところに置きます。春まで地上に芽が出てきませんので日陰でかまいません。春になって芽を出してきたら、日当たりのよい場所あるいは明るい半日陰に置いて育てます。

株間

球根と球根の間に2個又は2個半ぐらいが入る程度にします。

植え替え

植えてから3〜4年ほど経つと、何となく元気がなくなりますので10月〜11月上旬に球根を掘り出します。分球できるものは丁寧に分けてから水洗いをして土を落とし、日陰で乾かしたのち、球根を消毒をします。

消毒をした球根は、日陰で乾かした後、できるだけ早く別の場所に植えつけます。ユリは、乾燥して貯蔵することは不可です。

鉢植えは、毎年新しい用土に植え替えます。

日常の管理

植え付ければ、後は特段の管理は不要ですが、花が終わったらすぐに摘み取ります。

地上部の葉が半分ほど枯れてきたら、地際で切り戻しをします。

夏の管理

鉢やプランターに植えている場合は、梅雨時になったら、雨のかからない場所に移しますが、梅雨明けからの夏場は、涼しい半日陰に置きます。

冬の管理

鉢やプランターで育てている場合は、冬場でも、鉢土の表面が乾いてきたら水やりを忘れないようにします。

テッポウユリの花

ふやし方

テッポウユリに限らずユリは分球しにくい球根ですが、テッポウユリは木子ができますので、これを植えて増やすことができます。

植え替えの時に、木子を取って5cmほどの深さに植え付けます。2年もすると立派な球根になります。

肥料

植え付け時に、緩効性化成肥料を1u当たり100gほど混ぜて植えつけます。

病気・害虫

アブラムシがつきやすいので、早めに駆除します。アブラムシはユリの大敵であるモザイク病を媒介するので、特に注意が必要です。

そのほか、夏の高温時に白絹病が発生することがあります。

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