ユーコミス Eucomis spp.

ユーコミスの花
写真 ユーコミス ‘レイア'
撮影時期 2016.7.16
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユリ科
ユーコミス属

園芸分類

春植え球根

別名

パイナップルリリー

原産地

南アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜8月

【ユーコミスについて】

ユーコミスは、南アフリカなどに自生する春植え球根です。花茎の先端に葉状の苞を付けることからパイナップルリリーという別名でもよく知られています。

ところで、種苗会社のカタログを見ると、コモサ(E. comosa)とプンクタータ(E. punctata)は、別種のように載っていますが、これは同じ種のようです。もっとも、カタログで見る限りは、プンクタータ(写真:最下段)は、白花の小型種でコモサとは別のようにも見えますが、混乱しているのかもしれません。なお、プンクタータは、「細かい点のある」という意味ですが、流通しているプンクタータの葉には、それはありません。

栽培したところでは、丈夫で、暖地では植えっぱなしにできますので、育てやすい球根です。

【花の特徴と性質】

の花

草丈

40〜80pほどになります。

パイナップルによく似た穂状の花が咲きます。花径の先端に花をつけない葉状の苞が束状につくので、これがパイナップルを連想させてくれます。花色は淡黄、白などが中心です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性が比較的強いので、東京以西の暖地であれば、戸外で越冬します。

学名の説明

Eucomis・・・・・ギリシャ語の eu(良い)+ kome (頭の毛)が語源です。

comosa・・・・・「長束毛のある」

punctata・・・・・「小さい点のある」、「細かい点のある」

autumnalis・・・・・「秋の」

【主な種類と品種】

コモサ
E. comosa

50〜60cmほどで、花色のミックスされたものが販売されています。(写真:下から2枚目)

オータムナリス
E. autumnalis

花茎は40〜50cmほどで、頂部の15cmほどに花が付きます。

園芸交配種
E. hybrida

E. zambesiacaE. vandermerweiが交配された‘レイア'などの品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

比較的耐寒性がありますので、花壇に植えてもよいですし、鉢やプランターでの栽培にも適しています。

球根の植えつけは3〜4月頃が適期です。花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ユーコミスの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

花壇に植える場合は、8〜10pほど覆土をします。鉢植えの場合は、3〜5cmほど覆土します。

株間

花壇に植える場合は、大型種は30〜40cmほどに、小型種は20〜30cmを目安にします。

鉢植えは、8〜10号鉢に3球程度、小型種は6〜7号鉢で3球程度が目安です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、水はけと日当たりのよい場所に植えつけます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

植え替え

花壇に植えた場合は、3〜4年は植えっばなしでかまいません。

鉢やプランターに植えた場合は、毎年、3〜4月に植え替えます。

日常の管理

夏場に乾燥させるとよくないので、水やりを忘れないようにします。

花が終わったら、早めに花茎を切り取って株に負担をかけないようにします。

冬の管理

寒くなってくると葉が枯れて休眠期に入りますので、葉が枯れたら取り除いておきます。寒冷地以外は、戸外で冬を越します。

ユーコミスの花

鉢植えは、霜の当たらないところにおいて、春の植え替え時まで保管します。水やりはしません。

ふやし方

肥培管理してよく生育した場合は、分球して増やすことができます。

肥料

充実した球根でないと花が咲きませんので、肥培管理は欠かせません。元肥をやや多めに与え、5月と花後に固形肥料を置き肥します。

病気・害虫

夏になるとヨトウムシの食害を受けます。

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