ムラサキシキブ Callicarpa spp.

コサラサキ
写真 コムラサキ
撮影時期 2015.9.2
栽培状況 庭植え
科名・属名

クマツヅラ科
ムラサキシキブ属

園芸分類

落葉広葉低木

別名

ミムラサキ

原産地

日本、中国、朝鮮

用途

庭植え

花期

6月
(実は9〜10月)

【ムラサキシキブについて】

ムラサキシキブという優雅な名前は、秋に熟する紫色の果実から来ています。ただし、庭などに植えられているのは、コムラサキ(Callicarpa dichotoma)で、まれにコムラサキの白実のシロミノコムラサキやムラサキシキブの変種のオオムラサキシキブが栽培されます。元々のムラサキシキブ(Callicarpa japonica)を見かけることはまずありません。

ということで、園芸上は一般的には、ムラサキシキブというと、コムラサキを指す場合がほとんどです。

栽培したところでは、コムラサキは、それほど場所をとりませんし、よく実をつけます。1種だけ植えるとすれば、やはり、コムラサキということになるのではないでしょうか。

【花の特徴と性質】

樹高

【主な種類と品種】を参照してください。

花は淡紫色ですがあまり目立たないので、もっぱら美しい果実が喜ばれています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性があり、全国で栽培可能です。

学名の説明

Callicarpa・・・・・ギリシャ語の callos(美しい)+ carpos(果実)が語源です。

dichotoma・・・・・「二つの分かれた」、「二またに分枝した」

luxurians・・・・・「繁茂した」、「うっそうとした」

albibacca・・・・・(※ 不詳)

【主な種類と品種】

ムラサキシキブの仲間には次のような品種があります。

コムラサキ
C. dichotoma

樹高1〜1.5mで、ムラサキシキブより小型でなのでよく植栽されています。実つきがよく、紫色の果実をつけます。コシキブとも呼ばれます。

シロミノコムラサキ
C. dichotoma var. albi-fructus

別名をシラタマコシキブというコムラサキの白実の種類です。

オオムラサキシキブ
C. japonica var. luxurians

ムラサキシキブの変種でムラサキシキブよりも大きな果実をつけます。樹高は2〜3mほどです。

シロシキブ
C. japonica f. albibacca

ムラサキシキブの変種で文字どおり白い実をつけます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

11月もしくは2月頃が植えつけの適期です。コムラサキは鉢植えでも栽培されます。

花壇に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度の堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢で育てる場合は、購入した鉢より一回りか二回り大きい鉢に植えつけます。用土は赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

コムラサキ

植え場所・置き場所

庭植えにするときは、日当たりがよく、湿潤なところが最適です。

上の写真は、午前中に日の当たるところに植えていますが、よく実をつけています。

鉢植えも、日当たりのよいところにおいて育てます。

植え替え

鉢植えの場合は、毎年植え替えます。

鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、半分近く古い土を落として植え替えます。

日常の管理

鉢植えの場合は、水切れさせないようにします。特に夏場は注意します。

剪定

枝がよく伸び、放任すると樹形が悪くなりますので、1月下旬〜2月上旬に伸びすぎた枝を切り詰めたり、混みあった枝を切り取って樹形を整えます。

肥料

庭植えの場合は、ほとんど必要ありません。鉢植えの場合は、春と秋に置き肥をします。

病気・害虫

特にはありません。

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