ミニアイリス Iris spp.

ミニアイリスの花
写真 ミニアイリス 'ハーモニー'
撮影時期 2006.3.4
栽培状況 鉢植え
科名・属名

アヤメ科
アヤメ属

園芸分類

秋植え球根

別名

小町アヤメ

原産地

小アジア、地中海沿岸

用途

庭植え、鉢植え

花期

2〜3月

【ミニアイリスについて】

ミニアイリスというのは流通名で、そういう固有の植物があるわけではありません。草丈が非常に低いアイリスがひとまとめにしてそう呼ばれています。もっぱら栽培されているのは、レティキュラータ系アイリスですが、それ以外にも、ヒストリオやダンフォルディアがよく栽培されています。

ダッチアイリスのミニタイプといった感じで、寒さに強く早春に咲くので、集団で植えると見応えがあります。

栽培したところでは、ダッチアイリスと同様に育てやすく、よく咲いてくれました。

【花の特徴と性質】

草丈

10〜15p程度です。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性が強く、早春に咲きます。

学名の説明

Iris・・・・・ギリシャ語の iris(虹)が語源です。

reticulata・・・・・「網状の」、「網目状の」

danfordiae・・・・・19世紀のイギリスの探検家 G. Danfordに因みます。

histrioides・・・・・(※不詳)

【主な種類と品種】

レティキュラータ
I. reticulata

3月に花径5〜6pの濃青紫色の花が咲きます。ミニアイリスの中では栽培が容易です。ハーモニーやカンタブ(写真下)などの品種があります。

ダンフォルディア
I. danfordiae

花径3pほどの黄色の花で2〜3月に開花します。

ヒストリオイデス
I. histrioides

鮮青色で1月頃から咲きます。花形等はレティキュラータに似ています。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

花壇に植えてもよいですし、草丈が低いので鉢やプランターで育てるのに向いています。植えつけは、10〜11月が適期です。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を撒いて、庭土とよく混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥と化成肥料を入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

植え付けの深さ

ミニアイリスの花

球根の深さは3〜5p、鉢植えの場合は2〜3cmほどにします。

鉢植えの用土

市販の球根用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植える場合は、5p程度にし、鉢植えは6号鉢に5球程度を目安にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

連作を嫌うので、同じ場所や同じ用土は避けるようにします。

植え替え

花壇に植えた場合は、3年くらいは植えっぱなしにできますが、球根が混みあってきたら植え替えます。

鉢やプランターの場合は、毎年、植え替えたます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢植えの場合乾き気味に管理します。

花ガラは、早めに取り除いておきます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

休眠期の管理

花壇に植えている場合は、葉が枯れてきたら休眠期に入りますので、植え替えを予定しているときは、そのころに球根を掘り上げます。掘り上げる時期を失したときは、10月ごろに掘り上げて、すぐに別の場所に植え付けます。

鉢やプランターに植えている場合では、葉が枯れ始めたら水やりを止め、雨のかからない日陰に置いて秋まで保管します。

掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたら、分球できるものは球根を分けてネットの袋などに入れて、秋の植え付け時まで保管しておきます。保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

ふやし方

植え替えの時に分球して増やすことができます。

肥料

植え付け、植え替え時に緩効性の化成肥料を与えます。

病気・害虫

ウイルス病に罹ることがあります。

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