ミヤコワスレ(都忘れ) Gymnaster pygmaeus

ミヤコワスレの花
写真 ミヤコワスレ
撮影時期 2009.4.19
栽培状況 庭植え
科名・属名

キク科
ミヤマヨメナ属

園芸分類

宿根草

別名

ミヤマヨメナ

原産地

日本

用途

鉢植え、庭植え

花期

4〜5月

【ミヤコワスレについて】

ミヤコワスレには、承久3年7月、承久の乱に敗れて佐渡島に流された順徳上皇がこの紫の花を見て、都の栄華を忘れたという話が伝わっています。

控えめな美しさで、日本人好みの花ということから江戸時代より栽培されています。もともと、山野に自生しているミヤマヨメナを園芸用に改良したものですが、園芸種はなかなか美しい花が咲きます。

栽培したところでは、以前に日当たりのよいところに植えてあったところ、さっぱりでした。夏は、日陰になる涼しいところが適しています。

【花の特徴と性質】

ミヤコワスレの花

草丈

矮性種は15〜20p、切り花用の高性種だと30〜40pほどになります。

白、淡桃、桃、紫青などの色があり、落ち着いた色合いが多いです。

もっとも、最近の品種はずっとカラフルになっています。花径は2〜3p程度です。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強く露地で越冬します。耐暑性もありますが、それほど強くはありません。

学名の説明

Gymnaster・・・・・ギリシャ語の gymnos(裸の)+Aster(アスター属)が語源です。

pygmaeus・・・・・「低い」、「小さい」

【主な種類と品種】

瀬戸の乙女

明るいピンクの美しい花です。

江戸紫

古くからある紫の人気品種です。

浜乙女

濃桃色の品種です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

9〜10月が適期ですが、園芸店には春に開花株が出ていますので、これを買って育てます。

花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度のバーク堆肥(腐葉土)と緩効性の化成肥料を少し入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。植えた後は、タップリと水やりをしておきます。

鉢植えの用土

ミヤコワスレは、弱酸性の用土を好みますので、赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を4:3:3程度に混ぜた用土に植えつけます。

ミヤコワスレの花

株間

15〜20pほどにします。

植え場所・置き場所

夏の暑さを嫌いますので、水はけがよく、夏は日陰になり、それ以外は半日陰になる落葉樹の下などが最適です。

また、冬はあまり寒風の当たらないところが適しています。

夏の直射日光が長く当たったり、西日が当たるところに植えると良い結果は期待できません。

鉢やプランターは、11月〜5月は日当たりのよいところに置きます。また、6〜10月は、夏場を除き半日陰に置きます。

植え替え

庭植えの場合、一度植えつけると、数年間は植えっぱなしにできます。鉢植えは、毎年、若しくは2年に1回を目安に植え替えます。

時期は、花の終わった5〜6月頃か秋の9〜10月に、株分けを兼ねて行います。

日常の管理

乾燥を嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合は、特に、夏の水切れに注意します。

挿し芽で繁殖することができます。5月上旬ごろにバーミキュライトなどに挿しますが、花壇などにそのまま挿しても発根します。

夏の管理

夏の高温を嫌いますので、鉢やプランターは風通しのよい明るい日陰に置きます。適当な場所がないときは、遮光シートなどを使って遮光します。

ミヤコワスレの花

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越します。鉢植えの場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

ふやし方

植え替えの時に、株分けをして増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、春の芽出しの頃と秋に緩効性の化成肥料を少量株の周りに与えます。多肥にする必要はありません。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、花後と秋に追肥します。

病気・害虫

白絹病に注意します。また、アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。