マツバボタン(松葉牡丹) Portulaca grandiflora

マツバボタンの花
写真 マツバボタン
撮影時期 2013.7.31
栽培状況 春播き後、鉢植え
科名・属名

スベリヒユ科
スベリヒユ属

園芸分類

春まき一年草

別名

ヒデリソウ

原産地

ブラジル、アルゼンチンなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜9月

【マツバボタンについて】

マツバボタンは、多肉質の葉をもち、夏に美しい花がたくさん咲きますので、よく植えられています。草丈も低く、鉢植えやプランター栽培にも向いています。

また、乾燥に強く、やせ地でもよく生育します。夏の日射しの強い中でも地面を覆って広がり、美しい花をたくさん付けるので、ヒデリソウという別名があります。

夏の定番の草花ですが、このごろ、同じ仲間のハナスベリヒユが多く植栽されるようになってきて、マツバボタンの栽培が少し減ってきたような気がしないでもありません。

栽培したところでは、タネは細かいですが、よく発芽するので過湿にならないよう注意すれば、育てるのは、さほど難しくはありません。八重咲きのマツバボタンは、花色も多く華やかですので、育て甲斐があります。

【花の特徴と性質】

マツバボタンの花

草丈

草丈は、10〜15p程度です。葉は多肉質です。

花は、一重と八重咲きがあります。花径は一般には2.5p程度ですが、大輪は4pになります。

午後になると花を閉じる性質がありますが、この点を改良した終日咲きの品種が出ています。

花色は多彩で、白、黄、桃、淡紅、橙、赤、洋紅色などの花色があります。

耐寒性・耐暑性

耐暑性は強く、夏の暑さに負けず咲き続けます。本来は多年草で、温度さえあれば越冬します。

学名の説明

Portulaca・・・・・portura(入口)に由来します。
※ 実が熟すと、ふたが取れて口が開くように見えることから。

grandiflora・・・・・「大きい花の」

【主な種類と品種】

サンダイヤル

夕方まで咲き続ける終日咲きの混合種です。八重咲きで花がとても豪華です。

ジュエル

大輪の赤紫色の花で、一重咲きです。暖地では宿根草になります。

ソーラーキッズ

八重の終日咲きの品種です。草丈は15p程度です。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

発芽温度が20〜25度と高いので、早播きは控えます。通常は、4月中旬〜5月に播きます。箱播きが一般的で、タネが細かいので厚まきにならないようにします。

マツバボタンの花

好光性種子ですので、覆土は必要ありません。タネは細かいですが、用土が乾かないように注意さえすれば、発芽は良好です。

発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットや小鉢に植え替えて育苗します。

植え付け

本葉が6〜7枚になったら、花壇や鉢、プランターに定植します。

花壇に植えるときは、植え付けの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100g程度撒いて耕しておきます。

1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

水はけがあまり良くないところは、高畝にして過湿になるのを防ぎます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使うことが大切です。赤玉土、軽石砂、バーク堆肥(腐葉土)を5:2:3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

15p程度の株間とします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

乾燥には強いですが過湿を嫌いますので、プランターなどでは水のやりすぎに注意します。

ふやし方

挿し芽がとても簡単で、夏から秋までの間、いつでも挿すことができます。

マツバボタンの花

先端を5〜6p取って、バーミキュライトなどへ挿しますが、少し乾燥気味にした花壇へそのまま挿してもよく発根します。

肥料

庭植えの場合は、やせ地以外はほとんど必要としません。

ただし、鉢植えの場合は、10日ないし2週間に1回程度液肥を与えると、よく咲いてくれます。

病気・害虫

病気は特にありませんが、多湿にすると根グサレを起こします。

また、ヨトウムシに花を食べられることがあります。

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