ペンステモン Penstemon spp.

ペンステモンの花
写真 ペンステモン・ハ−トウェギー
撮影時期 2014.6.12
栽培状況 秋播き後、庭植え(冬はポリシートで保護)
科名・属名

オオバコ科
イワブクロ属
(ペンステモン属)

園芸分類

秋播き一年草、宿根草

別名

ツリガネヤナギ

原産地

北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ペンステモンについて】

ペンステモンは、花が非常に美しい草花で、もともと宿根草です。しかし、高温多湿に弱いため暖地では夏越しがやや難しく、花色が多彩なハ−トウェギー種 (P. hartwegii )やバルバツス種((P. barbatus )は、一年草として扱われています。

最近、夏の暑さに強く宿根草性の 'ハスカーレッド' (P. digitalis 'Hsuker Red') のような品種も出てきています。宿根性の品種は、こちらをご覧ください。

ハートウェギー種の‘センセーショクミックス’を播いてみましたが、栽培したところでは、タネから育てる場合、生育がゆっくりなので通常の栽培では十分に花が咲かないうちに梅雨を迎え、あまりうまくいきませんでした。

そこで、冬にトンネルをして育てたところ、やっと本来の美しい花をみることができました。

なお、2014年の夏は、高知は雨ばかりで雨の降らなかった日がほとんどないという有様でしたが、この年は、一年草タイプのものも、大半が夏を越しました。猛暑の年はこうはいきませんが。

【花の特徴と性質】

ペンステモンの花

草丈

【主な種類と品種】を参照してください。

ジギタリスに似た筒型の花が穂状に咲きます。

耐寒性・耐暑性

一般的に、寒さには強いですが暑さにやや弱い宿根草です。

このため、暖地では、ほとんどの品種が一年草として扱われます。

ただし、 'ハスカーレッド' などは比較的暑さに強い品種です。

学名の説明

Penstemon・・・・・ギリシャ語の penta(5)+ stemon(雄しべ)が語源です。

hartwegii・・・・・ドイツの植物コレクター Karl Theodor Hartweg への献名です。

barbatus・・・・・「ヒゲのある」、「長い軟毛のある」

【主な種類と品種】

ここでは、一年草タイプで、タネが手に入りやすい種類を紹介します。

ハートウェギー
P. hartwegii

草丈50pほどです。赤、桃、紫などの花色があります。耐暑性が弱く、一年草として扱われます。‘センセーションミックス’などの品種があります。

バルバツス
P. barbatus

草丈30〜40cmほどで、花色は豊富です。‘ケンブリッジミックス’などの品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

暖地では、早播きしすぎると発芽率が下がるようですので、暖地では少し涼しくなった10月上旬に播いたほうが安全です。箱播きにして、覆土はタネが隠れる程度にします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったら、ポットや小鉢に植え替えて、薄めの液肥を与えながら苗を育てます。

ペンステモンの花

植え付け

花壇に植える場合は、植えつけの1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。

ポットの底に根が回ったら花壇やプランターなどに定植します。

花壇に植える場合は、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を7対3程度に混ぜたものなどを使います。

株間

株間を20〜25p程度とって植え付けます。60cmのプランターなら3株程度にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

10pぐらいに伸びたところで軽く摘心し、分枝させると花付きがよくなります。

冬の管理

成育が比較的ゆっくりですので、苗が十分育たないうちに寒くなってきたときは、冬の間、農ポリなどでトンネルをしてやると翌春には期待どおりの花が咲いてくれます。

鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置いて苗を育てます。

ペンステモンの花

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。春になったら月に1回程度化成肥料を追肥します。

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用の培養土を使用する場合は、培養土に元肥が入っていますので、追肥として液肥を1週間〜10日に1回程度施します。

用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、追肥として液肥を定期的に施します。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。