ヘリオトロープ Heliotropium

ヘリオトロープの花
写真 ヘリオトロープ
撮影時期 2008.4.29
栽培状況 鉢植え
科名・属名

ムラサキ科
キダチルリソウ属ヘリオトロピウム属

園芸分類

常緑小低木

別名

ニオイムラサキ
キダチルリソウ

原産地

ペルー、エクアドルなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜7月

【ヘリオトロープについて】

ヘリオトロープは、香水の原料にされるほどですので、何といっても甘い香りがすばらしく、思わずに引き寄せられます。

ところで、一般には、ヘリオトロープといえばキダツルリソウ(H. arborescens)を指すようですが、最近では一年草タイプのヨウシュキダチルリソウ(H. europaeum)も園芸店やホームセンターなどでよく見かけます。

栽培したところでは、十分に気温が上がってからタネを播いて育てたところ、その年にはあまりよく咲きませんでした。タネを播いた年によく咲かせるには、室内で暖かくして早く播く必要があるようです。

【花の特徴と性質】

ヘリオトロープの花

草丈

草丈は、30〜60pほどですが、園芸店には、草丈20〜30cmほどの矮性種が鉢植えで売られていることもあります。

紫色の小さな花を花茎の先に房状につけます。美しい花色と、すばらしい芳香を持っているので、園芸店で見かけると、1株欲しくなってしまいます。

耐寒性・耐暑性

寒さに弱いので冬は室内で管理します。暑さにもやや弱いですが、半日陰で管理すれば問題なく夏を越しましたので、それほど心配することはありません。

学名の説明

Heliotropium・・・・・「向日性の」という意味です。

arborescens・・・・・「高木状の」、「樹枝状の」

europaeum・・・・・「ヨーロッパの」

【主な種類と品種】

キダチルリソウ
H. arborescens

ペルー原産の小低木で、ニオイムラサキとも言います。古くから香料として利用されてきた香りの強い種類です。‘ブルーワンダー’やごく薄い紫色が入る白花の‘アルバ'(写真中)などの園芸品種があります。

ヨウシュキダチルリソウ
H. europaeum

一年草タイプのヨーロッパ原産のヘリオトロープで、やや大型で香りは弱いですが花が大きい種類です。キダチルリソウと比較すると、葉がザラザラしています。園芸店などでは、こちらの方もよく見かけます。(写真上)

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

ヘリオトロープは、通常は、園芸店などで開花株を買って育てることが多いですが、一年草タイプのものは、タネが販売されていることがありますので、タネを播いて育てることができます。

発芽適温が20〜25度ですので、4月下旬〜5月に播きます。タネが細かいので、細かな用土を入れた育苗箱に播き、覆土はしないか、ごくわずかにします。

発芽後、本葉が3〜4枚になったらポット小鉢に植え替えて苗を育てます。

植え付け

タネから育てた場合は、本葉が5〜6枚になったら鉢やプランターに定植します。定植の際、摘芯をして枝数を多くします。

花が咲いた株が売られていますので、これを買って育てると簡単です。ポット苗の場合は、二回りほど大きな鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

用土は、市販の草花用培養土で差し支えありません。

植え替え

植え替えは、4〜5月もしくは9月下旬〜10月上旬に行います。

ヘリオトロープの花

置き場所

日当たりのよいところで育てますが、暑さにやや弱いので、夏は半日陰で管理します。

日常の管理

水切れを嫌いますので、乾きすぎないように注意します。特に夏場は注意します。

繁殖は、挿し芽で増やすことができます。5〜6月頃バーミキュライトなどに挿します。

冬の管理

耐寒性がないので、冬は室内に取り込み、日当りのよいところに置きます。

肥料

植えつけ、植え替え時に緩効性肥料を与え、後は春と秋の生育期間中に、液肥を月に2回程度与えます。

病気・害虫

ほとんどありません。

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