ホトトギス Tricyrtis hirta

ホトトギスの花
写真 ホトトギス
撮影時期 2003.10.26
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユリ科
ホトトギス属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

ユテンソウ

原産地

日本、台湾

用途

庭植え、鉢植え

花期

7〜10月

【ホトトギスについて】

ホトトギスの名前の由来は、花弁の斑点が鳥のホトトギスの胸毛の模様に似ているところから来ています。ホトトギスを見たことがないので今ひとつピンときませんが・・・・。

秋になるとホトトギスの花をよく見かけますし、園芸品種もいろいろあって園芸店などでも売られていますが、ジョウロウホトトギスやタカクマホトトギスなどは環境破壊や乱獲によって絶滅寸前になっているようです。

栽培したところでは、在来種を夏の西日の避けられるところに植えてありますが、問題なく育っています。また、台湾系の品種を、藤の木の下に置いていますが、こちらの方もよく育っています。

【花の特徴と性質】

ホトトギスの花

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

ホトトギスの名の由来は、花弁に入る小さな紫色の斑点を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てたものと言われています。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、夏の高温多湿にやや弱いところがあります。

学名の説明

Tricyrtis・・・・・ギリシャ語の treis(3)+ cyrtos(曲がり)が語源です。
※ 3枚の外花被片の付け根部分が袋状に曲がっていることに由来します。

hirta・・・・・「毛の多い」、「有毛の」

flava・・・・・「鮮黄色の」

formosana・・・・・「台湾の」

ohsumiensis・・・・・「大隅半島の」

macrantha・・・・・「大きい花の」

【主な種類と品種】

ホトトギス
T. hirta

最もよく見かける種類で、草丈は1mほどです。上向きに花を咲かせます。花に紫色の斑点が入ります。

キバナノホトトギス
T. flava

九州南西部に自生している矮性の品種で、草丈は30pほどです。(写真:下から2枚目)

タイワンホトトギス
T. formosana

台湾や沖縄に自生している種類です。耐暑性があり、本種との交配種がつくられています。

タカクマホトトギス
T. ohsumiensis

九州南部に自生している品種で、黄色の花を咲かせます。花の色はキバナホトトギスより少し薄く、葉は丸みがあります。

ジョウロウホトトギス
T. macrantha

四国、南紀などに自生しています。茎が垂れ、花も下向きに咲きます。花は黄色です。

【育て方と栽培のポイント】

ここでは、紫斑系の品種および台湾系の品種について記載しています。

植え付け

庭植えはもちろん、鉢の栽培にも向いています。園芸店などではそれほど見かける機会は少ないようですが、種苗会社のカタログにはいろいろな種類や品種が載っています。

購入した株は、鉢やポットに植わっていますが、花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

ホトトギスの花

鉢やプランター育てる場合は、鉢が小さければ、一回り大きめの鉢に植え替えます。

鉢やポットに根が十二分に回っているときは根鉢の底を少し崩して植えつけます。

鉢植えの用土

市販の山野草の培養土、もしくは赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を等量に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

夏の高温多湿と直射光を嫌いますので、半日陰もしくは明るい日陰に植えつけます。

鉢植えの場合は、晩春から半日陰の場所に、そして夏は明るい日陰に置いて育てます。

植え替え

花壇に植えた場合は、3〜4して株が混みあってきたら、株分けを兼ねて植え替えをします。

鉢に植えた場合は、2年に1回を目安に植え替えをします。鉢から抜いて、古い土と古い根を落とし、新しい用土に植えつけます。

日常の管理

鉢植えの場合、水切れを起こすと、下葉が枯れて見苦しくなりますので、乾燥させないよう注意します。

ホトトギスの花

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢に植えている場合は、水やりは少なくします。

ふやし方

株分けのほか、挿し芽ができます。夏場を除き、4月〜10月上旬に行います。

肥料

庭植えは、春先と花後に緩効性の化成肥料を与えます。鉢植えは、3〜6月と花後に固形肥料を置き肥をします。

病気・害虫

ハマキムシやヨトウウムによる被害がみられることがあります。

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