ヒヤシンソイデス Hyacinthoides spp.

ヒヤシンソイデスの花
写真 ヒヤシンソイデス・ヒスパニカ
撮影時期 2014.4.17
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユリ科
ヒヤシンソイデス属

園芸分類

秋植え球根

別名

シラー・カンパニュラ

原産地

ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

4月

【ヒヤシンソイデスについて】

ヒヤシンソイデスは、以前はシラー属とされていましたが、最近、ヒヤシンソイデス属に分類されていますので、ここでもシラー属とは別に取り上げています。ただし、今でもシラー・カンパニュラータの名前で販売されていることがあります。

ヒヤシンソイデス属の中では、丈夫で花の美しいヒスパニカの方がよく栽培されます。通常の栽培で球根がよく増えますので、まとめて植え込むと花時は見ごたえがあります。

栽培したところでは、庭植えにしていますが、丈夫で毎年掘り上げる必要がなく、花も大変きれいなので育て甲斐のある球根です。

【花の特徴と性質】

ヒヤシンソイデスの花

草丈

20〜40cmほどになります。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性が強く、栽培は容易です。

学名の説明

Hyacinthoides・・・・・Hyacinth(ヒアシンス属)+oides(・・・に似た、・・・のような)が語源です。

hispanica・・・・・「スペインの」

non-scripta・・・・・「書き写しできない」

【主な種類と品種】

ヒスパニカ
H. hispanica

花が美しいので、ヒヤシンソイデスと言えば通常この種類が販売されています。草丈は30〜40pほどで、白、桃、ブルーの花色があります。上から2枚目は‘ダンディメイド’、3枚目の写真が‘マイケ’という品種です。

ノンスクリプタ
H. non-scripta

イングリッシュ・ブルーベルという名前で流通しています。草丈は20〜30pほどでヒスパニカより少し小さく、花が早く咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

10月が植えつけの適期です。庭植えでも、鉢やプランターで育てるのにも向いていて、いずれでも大変栽培しやすいです。

土質はあまり問いませんが酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植え付け前に苦土石灰を撒いて土とよく混ぜておきます。

ヒヤシンソイデスの花

植え付けの深さ

庭植えの場合は、3〜5cm、鉢植えは3cmほどが適当です。

鉢植えの用土

市販の培養土でよく育ちます。

株間

庭植えは、10cmほどの間隔とします。鉢植えは、6号鉢に5球が標準です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、水はけと日当たりがよいところに植え付けます。もっとも、半日程度日が当たるようなところでもまったく問題はありません。

鉢植えの場合は、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

庭植えの場合は、数年間は植えっぱなしでかまいません。鉢植えは、毎年、プランターは2年に1回程度で植え替えます。

植え替える場合は、掘り上げてからあまり間を置かないうちに植え付けるようにします。

日常の管理

花が終わった後、そのままにしておくとタネができて球根の肥大によくないので早めに取り除きます。

冬の管理

寒さに強く、鉢植えも戸外の日当たりのよいところで大丈夫です。

休眠期の管理

6月下旬〜7月上旬に葉が枯れてきますが、花壇に植えた場合は、通常は植えっぱなしで差し支えありません。

ヒヤシンソイデス・マイケの花

鉢植えの場合は、掘り上げないずに鉢に植えたまま、雨の当たらない涼しい日陰に置いて秋の植え付け時期まで保管します。

ふやし方

植え替えの時に分球してふやすことができます。

肥料

庭植えの場合は、ほとんど肥料をやらなくてもよく咲いてくれます。

鉢植えの場合は、植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は生育期間中に液肥を月に2回程度与えます。

病気・害虫

水はけが悪いと白絹病が発生することがあります。

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