ヒナゲシ Papaver rhoeas

ヒナゲシの花
写真 ヒナゲシ
撮影時期 2012.5.24
栽培状況 秋播き後、庭植え(厳冬期は農ポリでトンネルして霜除け)
科名・属名

ケシ科
ケシ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

虞美人草
シャーレーポピー

原産地

ヨーロッパ中部

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【ヒナゲシについて】

ヒナゲシは、古くから栽培されるケシの代表的な種類で、花色も多彩です。別名を虞美人草といいますが、その名に負けない美しさです。

群植した株が咲きそろったところは、えもいわれぬ美しさです。

栽培したところでは、タネが細かいので、ポットに直接播いて育てました。生育がよいので、発芽さえすれば育苗は簡単でした。また、育苗箱に播いて、本葉が3〜4枚のころポットに植え替えて育てましたが、こちらも特に問題なく育ちました。

【花の特徴と性質】

ヒナゲシの花

草丈

50〜80pほどに育ちます。

花は、薄紙のような繊細な花で、花径は5〜8pほどです。一重咲きと八重咲きがあり、花色は白、紅紫、橙色、淡紅色、紫色などです。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は比較的強く、暖地では霜除けの必要がない年もありますが、簡単な霜よけをしたほうが安心です。

学名の説明

Papaver・・・・・papa(おかゆ)に由来する古名から。
※ ケシ属の乳汁に催眠作用があるため、乳汁を粥に混ぜて子供を寝かしたことに由来すると言われています。

rhoeas・・・・・「バラ色の」

【主な種類と品種】

タネは、単にヒナゲシあるいは虞美人草として売られており、品種名はついてないようです。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

移植を嫌いますので9〜10月に直播きがよいとされていますが、タネが細かく管理が難しいので、直まきは一般的ではありません。むしろ、ポットや育苗箱に播いて育苗してから定植する方が、手間はかかりますが確実です。

立枯病にやや弱いので清潔な用土を使い、発芽まで灌水をしなくてもよいように十分に水やりをしてからタネを播きます。

ヒナゲシの花

育苗箱に播く場合は、大き目の育苗箱を使い、タネが細かいので厚まきにならないようにします。

覆土はせず、板切れなどで、播いたところを軽く押す程度にします。

育苗箱に播いた場合は、本葉が3〜4枚のころ、できるだけ根をいためないよう丁寧にポットや小鉢に植え替えます。

ポットに播いた場合は、発芽後、徐々に間引いて丈夫な苗を1本残します。

植え付け

植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、耕しておきます。

ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。

定植の際、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

プランターなどに植える場合は。市販の草花培養土などを使います。

株間

25〜30pほどの間隔とします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

生育すると倒れやすくなりますので、支柱をしてやります。

冬の管理

ヒナゲシの花

耐寒性は比較的強いですが、冬は霜除けをした方が安心です。

蒸れに弱いので、不織布のべた掛けなどをします。

肥料

花壇に植える場合は、肥料が効きすぎると徒長気味になって倒れやすくなりますので、量は少な目にします。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、成育期間中は、液肥を2週間に1回程度施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に液肥を与えます。

病気・害虫

アブラムシが付くことがあります。

また、土壌の関係かもわかりませんが、立ち枯れ病が発生することがあります。

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