ハナモモ(花桃) Prunus persica

ハナモモの花
写真 ハナモモ
撮影時期 2008.3.18
撮影場所 高知市にて
科名・属名

バラ科
サクラ属

園芸分類

落葉小高木

別名

(特にありません)

原産地

中国

用途

庭植え

花期

3〜4月

【ハナモモについて】

モモと言えば、やはり食べるモモが頭に浮かびますが、花を観賞するモモもよく栽培されています。通常、花を鑑賞するモモをハナモモと呼んで果実用のモモと区別しています。

モモは、はるか昔に中国からもたらされ、万葉集にもモモの歌が出てきますが、そのほとんどは、花の美しさを詠んだものと言われています。中でも有名なのは、大伴家持の次の歌です。
   春の苑 くれないにほふ 桃の花 下照る道に 出で立つ乙女

ところで、ハナモモの品種改良が進んだのは、江戸時代になってからと言われていますが、咲き分けの品種やサクラと同じように枝がしだれる品種もあります。

【花の特徴と性質】

ハナモモの花

樹高

高さ3〜4mになります。

観賞用に品種改良されたハナモモは、八重咲きが多く、白、桃、緋紅色などのほか紅白に咲き分ける品種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐暑性、耐寒性とも強く、全国的に栽培が可能です。

学名の説明

Prunus・・・・・スモモのラテン古名に由来します。

persica・・・・・「ペルシャの」

【主な種類と品種】

矢口

切り花用の代表的な品種で、桃色の八重咲きです。

関白

白花の代表的品種で、八重咲きです。他に先駆けて咲く早咲き種です。

源平桃

紅白に咲き分ける庭植えようの品種です。

菊桃

濃い桃色の品種で、菊の花に似ているところから菊桃と呼ばれています。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植えつけは、11〜12月もしくは2月の落葉期に植えつけます。

花壇に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度のバーク堆肥(腐葉土)を入れて庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え場所

日当たりと水はけのよいところを選びます。土質は特に選びませんが、やや乾燥気味のところが適しています。

ハナモモの花

剪定

12〜2月の落葉期もしくは花後すぐに剪定をします。

花後の剪定は、花の咲いた枝の基部の2〜3芽を残して切り詰めます。

花芽は6月下旬〜8月上旬にはできますので、落葉期の剪定は、枯れ枝や混みあった枝を切り除く程度にとどめます。

肥料

1〜2月の寒肥えと9月に追肥をします。油カスに化成肥料を等量に混ぜたものを株元に施します。

病気・害虫

モモは、比較的病害虫に弱い樹種です。特にコスカシバの幼虫が大敵です。幹に食い込まれたら、穴から殺虫剤を注入します。

また、アブラムシが付きやすいので、早めに薬剤を散布します。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。