パンジー Viola x wittrockiana

パンジーの花
写真 LRビーコン ミックス
撮影時期 2008.4.5
栽培状況 秋播き後、庭植え
科名・属名

スミレ科
スミレ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

サンシキスミレ

原産地

北ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

12〜5月

【パンジーについて】

パンジーは、耐寒性が強い、色が大変カラフルなうえにサイズも豊富、冬から楽しめ開花期間が長い、タネから育てるのも容易、草丈が低く鉢やプランターに植えるのに最適、といった点で、秋播き一年草で、最も人気のある草花です。

おそらく、年間で最もよく売れる苗といったら、まず、このパンジーかビオラに並ぶものはないと思います。園芸店に行ってもおびただしい量の苗が並べられ、また、よく売れています。

ところで、パンジーとビオラの違いですが、一般的には、花径が5cm以上のものをパンジー、それ以下のものをビオラという区分になっていますが、便宜的なもので双方の形質が異なるということではないようです。

栽培したところでは、タネから育てても、適期に播けば、まず失敗なく花を楽しむことができます。ただし、苗を買って育てる場合より開花時期が遅くなりますが、開花期間が長いのであまり気になりません。

【花の特徴と性質】

パンジーの花

草丈

10〜15p程度です。

色はない色がないというほど多彩で、複色花や、花の中心部にブロッチがない品種もあります。

花のサイズも豊富で、好みに応じて選べます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強く、暖地では冬でも露地で花が咲き続けます。

学名の説明

Viola・・・・・この属の植物の古ラテン名が属名になっています。

wittrockiana・・・・・スウェーデンの植物学者 Veit Brecher Wittrock に因みます。

【主な種類と品種】
LRビーコンシリーズ

下弁の色が濃く、上弁が淡い独特の色彩を持つ美しい品種です。花径は6pほどの中輪です。

虹色スミレ

サカタのタネから出ているもので、とりわけ鮮やかな色彩が目を引きます。

LRオトノシリーズ

ブロッチがないクリアな色彩が特徴です。花径は6pほどの中輪です。

LRアリルシリーズ

大輪のLRシリーズの新種です。ブロッチのあるタイプとないタイプがあります。LRというのは、冬でも咲き続けるというのでロングランとしたそうです。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

9月上旬から10月上旬に播きますが、遅くなると冬までに充実した株になりませんので、あまり遅くならないようにします。

ただし、品種によっては、極端な早播きは発芽が悪くなりますので注意します。

早い時期に播くときは、気温が下がる夕方頃のなるだけ涼しい時間帯にタネを播きます。タネ播き後3〜5時間に急激な高温にあうと発芽不良になります。

育苗箱に播き、覆土は2mmほどにします。発芽後、本葉が3〜4枚のころにポリポットに植え替えます。

パンジーの花

植え付け

花壇に植えつけるときは、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり50〜100gほど撒いて耕しておきます。

本葉が6〜8枚になったら、花壇やプランターに定植します。

花壇に植えつける際は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

株間

20p程度の間隔とします。60cmのプランターの場合は、3株が目安です。

日常の管理

花がらや枯れてしまった葉をこまめに取り除いて、清潔に管理すると、長い間きれいな花を楽しめます。

冬の管理

耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。

肥料

花壇に植えるときは、化成肥料を1u当たり50〜100gほど施します。花期が長いので、月1回程度固形肥料を追肥します。

パンジー

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、追肥として液肥を2週間に1回程度施します。

用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。

病気・害虫

これというような病害虫はありませんが、葉や花がナメクジに食べられることがあります。

特に幼苗を食べられるとダメージが大きくなりますので、早めにナメクジ用の駆除剤を撒いておきます。

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