トリトマ Kniphofia spp.

トリトマの花
写真 トリトマ
撮影時期 2011.7.3
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユリ科
クニフォフィア属

園芸分類

春植え球根

別名

クニフォフィア
トーチリリー

原産地

南アフリカ

用途

庭植え

花期

6〜7月

【トリトマについて】

トリトマには大型のオオトリトマと小型のヒメトリトマの二種類がありますが、あまり見かけることの少ない花です。繊細さとは無縁かもしれませんが、力強い花で印象に残ります。

下の写真は、国道沿いに植えられていたものをちょうど見つけて写したものです。花茎が背丈ほどもあり迫力がありました。

栽培したところでは、耐寒性、耐暑性があり育てやすい宿根草で、一年ごとに株が大きくなりよく咲いてくれます。

【花の特徴と性質】

草丈

60〜150pほどです。

花径を1m以上に長く伸ばし、そのうえに15〜25pの花穂をつくり、細長い筒状の花をびっしりとつけます。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性があります。

学名の説明

Kniphofia・・・・・18世紀の植物学者 Johann Hieronymus Kniphof に因みます。

uvaria・・・・・「ブドウの房のような」

rufa・・・・・「赤茶色の」

【主な種類と品種】

オオトリトマ
K. uvaria

南アフリカのケープ地方が原産で、その名のとおり大型のトリトマで、花茎が80〜120cmほどになります。つぼみのときは赤色で、咲くと黄色になるので2色花のように見えます。園芸品種の多くは、本種の交配種と言われています。

ヒメトリトマ
K. rufa

日本ではこちらの方が多く栽培されているようです。全体に小柄で、花茎も60〜80pほどです。

園芸品種

園芸品種は、この属の種間交配によって作り出されてます。主な品種は、赤花の‘ナンシーズレッド'( 'Nancy's Red')、黄花の‘ロザ サンシャイン'(‘Rosa Sunshine')、オレンジ色の‘ファースト サンライズ'(‘First Sunrise')などです。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

一般に春に植えつけます。ただし、暖地の場合は、株分けした苗は秋に植えつけることもできます。最近は園芸店やホームセンターなどでも見かけるようになってきました。高性種は株が大きくなりますので鉢植えでは窮屈になります。

花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥と化成肥料を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

植え場所

日当たりと水はけのよいところであれば、土質を選びません。

トリトマの花

株間

年々株が大きくなりますので50〜60pほどに広く取ります。詰めて植えると、その分、植え替えの時期が早くなります。

植え替え

4〜5年植えっぱなしにしていると、株が混みあってきて花茎の立ち上がも少なくなってきますので、株分けを兼ねて植え替えます。時期は3月頃が適期ですが、暖地では9月下旬〜10月中旬頃に植え替えても差し支えありません。

3月の植え替えは、新芽が出てくる前に掘り上げて、株分けしてから植えつけます。細かく分けても、案外よく根付きますが、開花まで時間がかかるので3芽程度に分けて植えつけます。

秋の植え替えは、葉を二分の一〜三分の一ほど切り詰めてから、春と同様に株分けして植えつけます。

日常の管理

花の終わった花茎をそのままにしておくと、見た目がよくないので早めに切り取っておきます。

冬の管理

冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。耐寒性がありますので、暖地では、霜除けをしなくても冬を越します。

ふやし方

植え替えの際、株分けをして増やすことができます。

肥料

植え込みのときに化成肥料を少量与える程度で、後は、肥料はあまり必要としません。

病気・害虫

アブラムシがついてたら、オルトランなどで駆除しておきます。

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