トウテイラン(洞庭藍) Veronica ornata

トウテイランの花
写真 トウテイラン
撮影時期 2014.9.6
栽培状況 小型のプランターで栽培
科名・属名

ゴマノハグサ科
ルリトラノオ属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

(特にありません)

原産地

中国地方の日本海側

用途

庭植え、鉢植え

花期

9〜10月

【トウテイランについて】

トウテイランは、ラン科の植物ではなくゴマノハグサ科の宿根草です。漢字で「洞庭藍」と書きますが、中国の有名な洞庭湖の美しい水の色にちなんでその名が付いたと言われています。

中国地方の日本海側の海岸部に自生していますが、花がきれいなため園芸採集や土地開発によって減少しており、絶滅が心配されているようです。

苗が園芸店などで手に入りますので、自生地での採取は止めてもらいたいものです。

栽培したところでは、庭植えにしたところ、ほかの草花に負けてうまくいきませんでしたが、プランターに植えたところよく育っています。

【花の特徴と性質】

草丈

40〜50pほどになります。写真のように、全体が白い綿毛でおおわれているため、とても魅力があります。

トウテイラン(洞庭藍)という名前のとおり、青紫の花が穂状に咲きます。同属のベロニカによく似ています。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性があり丈夫ですが、耐暑性はやや劣ります。

学名の説明

Veronica・・・・・・キリスト教の聖者 St. Veronica に因みます。

ornata・・・・・「飾り立てた」

【主な種類と品種】

青紫の花が一般的ですが、白花もあるようです。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

今年、2月に苗が園芸店に出ていました。高知でのことですので、寒地はもっと遅いかと思います。種苗会社のカタログにも載っています。小型の宿根草ですので、花壇はもちろん、鉢やプランターで育てるのにも向いています。

花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

鉢やプランターに植える場合は、市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

トウテイランの花

植え場所・置き場所

耐暑性がそれほど強くないので、暖地の場合は、庭植えにするなら、夏は日陰になる落葉樹の下などが適しています。

西日が当たるところは避けた方が安全です。

鉢やプランターも、半日陰もしくは午後は日陰になるようなところに置きます。

植え替え

花壇に植えた場合は、4〜5年は植えっぱなしにできますが、株が混みあってきたら、春先の芽が動き出す前に、株分けを兼ねて植え替えます。暖地では、秋でも差し支えありません。

鉢やプランターに植えた場合は、2年に1回、同じ時期に植え替えます。

日常の管理

5月中に摘芯をして、草丈を低く抑え、株立ちを多くします。

乾燥に強いので、あまり過湿にならないよう管理します。

冬の管理

冬には地上部が枯れますので、冬が来たら地際から切り取っておきます。耐寒性がありますので、戸外で冬を越します。

鉢やプランターに植えた場合は、水やりは減らしますが、乾燥させすぎないようにします。

肥料

花壇に植えたときは、春先に緩効性の肥料を少量与える程度で、多肥にする必要はありません。

鉢やプランターは、植え付け及び植え替え時に、緩効性肥料を少な目に与えます。後は、春と秋に月2回ほど液肥を与えます。

病気・害虫

アブラムシやオンシツコナジラミがつくことがあります。

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