タイツリソウ Dicentra spectabilis

タイツリソウの花
写真 タイツリソウ
撮影時期 2001.3.30
撮影場所 北川村モネの庭にて
科名・属名

ケシ科
コマクサ属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

ケマンソウ
ディセントラ

原産地

中国

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜5月

【タイツリソウについて】

タイツリソウは、鯛を吊り下げたようだというので、その名がついています。この花を鯛と見立てたのは、なかなか面白いと思います。

別名をケマンソウと言いますが、仏前を飾る金属製のつくりものである「華まん」に花の形が似ているところから付けられたようです。ただし、「華まん」を知っている人もほとんどいないので、ぴんとこないのかもしれません。

栽培したところでは、庭植えにしたところ場所が悪かったせいか、少しして夏に枯れてしまいました。鉢植えでと思いつつ、そのままになっています。

【花の特徴と性質】

タイツリソウの花

草丈

40〜60pになります。

ハート型の花径2pほどの花を、横に伸ばした花茎に一列に咲かせるので人気があります。

花色は、桃色が一般的ですが、白花もあります。

耐寒性・耐暑性

梅雨明け後には地上部が枯れてしまいますが、耐寒性は強く翌春また芽を出してきます。

ただし耐暑性が弱いので、暖地では夏の管理が大切になります。

学名の説明

Dicentra・・・・・ギリシャ語の dis(2)+ centron(距)が語源です。
※「距」とは、花の萼や花冠の基部近くから管状に突出した部分のことです。オダマキなどに見られます。

spectabilis・・・・・「壮大な」、「豪華な」、「華々しい」

【主な種類と品種】

白花もありますが、一般に栽培されている品種はピンクの花です。また、最近、朱赤の花色の‘バレンタイン'という品種が出てきています。(写真中)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

春先に園芸店などで売られていますので、これを買って育てます。ポットに植えられているときは、できるだけ早く植えつけます。

庭植えにする場合は、特に、関東以西の暖地では、場所を選んで植えつけます。また、鉢植えで育てる場合は、一回り大きい鉢に植え替えます。

鉢植えの用土

市販の山野草培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

耐暑性が弱いので、花壇に植える場合は、半日陰になるところが適しています。特に、夏に強い日差しが当たるとよくないので、落葉樹の下などに植えつけます。土質は特に選ばず、普通の庭土でもよく育ちます。

鉢植えも11月から4月ごろまでは多少長く日が当たってもかまいません。夏場を除き、5月から10月ごろまでは午後は日陰になるところに置きます。

タイツリソウの花

株間

花壇に植える場合は、20pほどにします。

植え替え

鉢植えの場合は、毎年、又は2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、3月上旬又は11月頃が適期です。

庭に植えた場合は、3〜4年は植えっぱなしにしてかまいません。

日常の管理

葉が展開している期間が短いので、地上部が枯れた後で、間違って掘り上げたりしないよう注意します。

休眠期の管理

暖地では、夏が来る前に地上部が枯れてしまうので、鉢植えは、涼しいところに移します。

休眠期でも、乾燥させすぎないようときどき水やりをします。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

ふやし方

植え替えの時に株分けをして増やすことができます。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、成育期間中に薄めの液肥を10日に一回程度与えます

庭に植えている場合は、春先に緩効性の化成肥料を株元に播いておきます。

病気・害虫

特にないようです。

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