ゼフィランサス Zephyranthes spp.

ゼフィランサスの花
写真 'エージャツクス'
撮影時期 2007.10.13
栽培状況 庭植え
科名・属名

ヒガンバナ科
ゼフィランサス属

園芸分類

春植え球根

別名

レインリリー

原産地

中・南米、西インド諸島等

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜10月

【ゼフィランサスについて】

ゼフィランサスは、ハブランサスと近縁の小球根でレインリリーと言われます。よく見かける白花のタマスダレやピンクの花が咲くサフランモドキもゼフィランサスの仲間ですが、ここでは別に取り上げています。

写真のシトリナは黄花のタマスダレのようですが、キバナタマスダレというのはステルンベルギアの別名です。

栽培したところでは、とても丈夫な球根で、花壇に植えても、鉢やプランターでもよく花が咲きます。また、植えっぱなしにできるので手間がかかりません。

【花の特徴と性質】

ゼフィランサスの花

草丈

15p〜20p程度です。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性が強く、いずれも非常に育てやすい球根です。

学名の説明

Zephyranthes・・・・・ギリシャ語の zephyros(西風)+ anthos(花)

citrina・・・・・「レモン色の」、「レモンイエローの」

rosea・・・・・「バラ色の」

【主な種類と品種】

シトリナ
Z. citrina

黄色のきれいな花を咲かせます。ゼフィランサスの中ではやや小さな花です。(写真:上から3枚目)

ロゼア
Z. rosea

ゼフィランサスの中では、とてもコンパクトな種類で、濃桃色の美しい花が咲きます。(写真:上から2枚目)

エージャックス
Z. × ‘Ajaxs’

タマスダレとシトリナの交配品種です。淡いクリーム色の花で、草姿はタマスダレに似ています。

サンアントーネ
Z. × ‘San anton'

淡いピンクに少しクリーム色が入る微妙な色合いの品種で、ゼフィランサスの中では大きな花が咲きます。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

花壇に植えても、鉢やプランターでも育てやすい球根で、3月下旬から4月中が植え付けの適期です。

植えた年は、植えつけ時期が遅くなったりするとあまり花が咲かないことが多いですが、翌年になるとよく咲いてくれます。

ゼフィランサスの花

花壇に植える場合は、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も撒いて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

とても丈夫な球根ですので、用土についてはそれほど神経質になる必要はありません。市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

花壇に植える場合は5cmほどに、鉢やプランターに植える場合は1〜2p程度にします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。ただし、半日陰程度でもよく育ちます。

株間

花壇に植える場合は、3〜5pとかなり密植して植える方が見栄えがよくなります。鉢植えの場合は、5号鉢に7球程度が標準です。

植え替え

花壇に植えた場合は4〜5年は植えっぱなしにできます。プランターなども2〜3年は植えっぱなしにできますが、いずれの場合も、球根が混みあってきて、花があまり咲かなくなったら植え替えます。時期は、3月下旬から4月中が適期です。

日常の管理

鉢やプランターに植えた場合は、乾燥させすぎないようにします。

タネを採る場合を除き、花が咲き終わったら早めに摘み取って株の負担を減らします。

ゼフィランサスの花

ふやし方

植え替えの時に分球して増やすことができます。また、タネを播いて育てることができます。シトリナがタネを付けたので、取ってすぐに播いたところ発芽は良好でした。

肥料

花壇に植える場合は、それほど肥料をやらなくてもよく育ちますが、必要なら3月と10月ごろに化成肥料を与えます。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は9月ごろに追肥します。

病気・害虫

特にありません。

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