セイヨウマツムシソウ Scabiosa atropurpurea

セイヨウマツムシソウの花
写真 セイヨウマツムシソウ 'オックスフォードブルー'
撮影時期 2006.6.24
栽培状況 秋播き後、庭植え
科名・属名

マツムシソウ科
マツムシソウ属

園芸分類

一年草

別名

スカビオサ

原産地

ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜7月

【花の印象など】

スカビオサ(マツムシソウ類)の中には、日本の山地に自生しているマツムシソウ(Scabiosa japonica )がありますが、一般に栽培されているのはセイヨウマツムシソウ(Scabiosa atropurpurea) とコーカサスマツムシソウ(Scabiosa caucasica) です。セイヨウマツムシソウは一年草で、コーカサスマツムシソウは宿根草です。花の形の違いは、花が盛り上がるように咲くのがセイヨウマツムシソウです。

なお、マツムシソウというのは松虫の鳴く頃に花が咲くというところからきていますが、開花時期が遅く、タネを播いて育てると6月ごろになります。

栽培したところでは、発芽は良好で、生育もよく育苗は比較的簡単です。

【花の特徴と性質】

セイヨウマツムシソウの花

草丈

矮性種は20pほどですが、通常は60cm〜1mほどになります。

花径5pほどで、花が盛り上がって咲きます。花色は、白、ビンク、青、紫などの色があります。

耐寒性・耐暑性

どちらかというと、冷涼な気候を好みます。耐寒性が強く、霜よけは必要ありません。

学名の説明

Scabiosa・・・・scabies(疥癬)が語源です。変な属名ですが、この属の植物が疥癬に薬効があることに由来しています。

atropurpurea・・・・・「暗紫色の」

【主な種類と品種】

クイスシリーズ

セイヨウマツムシソウで、草丈70〜80p、花径5p程度です。

'オックスフォードブルー'

やや淡いブルーの花が咲きます。高性で草丈が高くなります。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

通常は秋播きで、9月下旬〜10月上旬に箱播きにするかポットなどに直接播きます。覆土は2〜3mmほどにします。

タネは殻の中に入っていますので、そのままではなかなか発芽しないため、布に包んで水につけてよく揉んでから植えつけます。

箱播きは、発芽後、本葉が3〜4枚のころにポットや小鉢に植え替えます。ポットに直接播いた場合は、発芽後、徐々に間引いて、丈夫な苗を1本残します。

セイヨウマツムシソウの花

植え付け

酸性土壌を好まないので、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

ポットに根が回ってきたら、花壇やプランターなどに定植します。

花壇に定植するときは、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり5〜10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

鉢やプランターで育てる場合は、草丈の低い品種がありますりで、こうした品種を選べば手間が少なくて済みます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土などを使います。

株間

20〜25pほどの株間とします。標準のプランターの場合は3〜4株が目安です。

植え場所・置き場所

日当たりと排水のよいところを好みます。鉢やプランターなども日当たりのよいところで育てます。

セイヨウマツムシソウの花

日常の管理

草丈が高くなる品種は、開花時期が近づくと草丈が高くなりますので、支柱をして倒伏するのを防ぎます。

冬の管理

耐寒性がありますので、霜除け等は必要ありません。

肥料

肥料はあまり必要としません。花壇に植えるときは化成肥料を1u当たり30gほど施します。肥料を与えすぎると伸びすぎて倒伏しやすくなります。

病気・害虫

特にありません。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。