スイセン(水仙) Narcissus spp.

スイセンの花
写真 スイセン 'ピンクチャーム'
撮影時期 2008.4.5
栽培状況 庭植え
科名・属名

ヒガンバナ科
スイセン属

園芸分類

秋植え球根

別名

(特にありません)

原産地

スペイン、ポルトガル地中海沿岸
北アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜4月

【スイセンについて】

スイセンは、チューリップと並んで秋植え球根の代表ですが、チューリップと比べると少し控えめな印象です。

とはいえ、チューリップよりも早く咲き黄や白色の美しい花は、やはり春にはなくてはならないものです。

最近はピンクスイセンや八重咲きスイセンに人気があるようですが、スイセンはすばらしい香りも持っていますので、花ばかりでなくそちらも是非楽しみたいものです。

栽培したところでは、大変丈夫で、球根がよく増えるところもありがたいものです。

【花の特徴と性質】

スイセンの花

スイセンは、地中海沿岸を中心に60種類以上の原種があります。これまでに1万種を超える品種がつくり出されており、さらに育種が続けられています。

花形も多種多様なため、英国公室園芸協会によって、12群に分類されています。

草丈

30〜50pほどです。

ラッパスイセン、大杯スイセン、八重咲きスイセン、房咲きスイセンなどに分かれています。現在人気のあるのはピンクスイセン(副冠がピンクになったもの)や八重咲きスイセン(写真上)ですが、房咲きスイセンなども鉢植えによいものです。

耐寒性・耐暑性

水仙は耐寒性は強いのですが、高温多湿は苦手です。

学名の説明

Narcissus・・・・・ギリシャ語の「しびれた」、「麻痺した」が語源です。

pseudnarcissus・・・・・「偽のスイセン」

tazetta・・・・・「小さなカップの」

poeticus・・・・・「詩人の」

【主な種類と品種】

スイセンはおびただしい品種があり、毎年新種がでてきますのでとても紹介できません。色こそ限られますが花形や花の大きさバライティに富んでいますので、好みの品種を選べます。原種系を除くと、主要な種類は次のとおりです。

ラッパズイセン
N. pseudnarcissus

一つの花茎に1花で、副冠が花弁と同じかそれよりも長いものです。

フサザキスイセン
N. tazetta

一つの花茎に3〜12花をつけます。ニホンズイセン(N. tazetta var. chinensis)もこのグループです。

クチベニズイセン
N. poeticus

一つの花茎に1〜2科をつけ、副冠に赤い縁取りが入っています。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

大きな球根ほどよい花が咲くので、園芸店で買うときは、同じ種類であればできるだけ大きな球根を買うようにします。

ニホンズイセンは、9月下旬から10月上旬に、水仙やカップ水仙は10月中に植えつけます。

花壇に植える場合は、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

スイセンの花

植え付けの深さ

花壇に植える場合は、球根の上に球根の高さの二倍くらい土が被る程度にします。

鉢植えの場合は、球根が少し見える程度の浅植えにします。

鉢植えの用土

市販の球根用の培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きます。

寒さに会わないと花が咲かないので、鉢植えの場合は蕾が出てくるまで、戸外に置きます。

株間

球根の幅の2〜3倍ほどの間隔にします。鉢植えの場合は、7号鉢で5〜6球とし、プランターに植える場合は、密植した方が見栄えがします。

植え替え

花壇に植えた場合は、球根は毎年掘り上げるよりも3〜4年は掘り上げずにそのまま置いた方が肥大、分球したよい球根が得られます。

鉢やプランターに植えた場合は、根詰まりしますので毎年植え替えるようにします。

日常の管理

花が終わったら、花ガラと花茎を早めに取り除きます。

スイセンの花

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、乾燥させすぎないよう注意します。

休眠期の管理

花壇に植えた場合は、3〜4年たつと花付きが悪くなってくるので、6月ごろ葉が黄色くなってきた頃に掘り上げます。

掘り上げた球根は、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたらネットの袋などに入れて、秋の植え付け時まで保管しておきます。保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

ふやし方

植え替えの時に分球して増やすことができます

肥料

花壇に植える場合は、肥料はあまり与えなくてもよく育ちます。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に、元肥として緩効性の化成肥料を与え、花後に化成肥料を置き肥します。

病気・害虫

ウイルス病にかかった株は、すぐに抜き取って廃棄します。

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