ジャスミン Jasminum spp.

ジャスミンの花
写真 ジャスミン 'エンジェルウイング'
撮影時期 2017.6.6
栽培状況 庭植え
科名・属名

モクセイ科
ジャスミナム属

園芸分類

常緑つる性低木

別名

ソケイ

原産地

インド、アフガニスタン、イランほか

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜11月

【ジャスミンについて】

一般にジャスミンと呼ばれるのはモクセイ科ジャスミナム属の中で、香りのよい花が咲く種類を指します。ハゴロモジャスミンをよく見かけますが、オオシロソケイの別名があるエンジェルウイングやペルシャソケイもよく栽培されています。マツリカ(アラビアジャスミン)もこの仲間ですが、別に載せています。

なお、カロライナジャスミンマダガスカルジャスミンは、ジャスミンという名前が付いていますがジャスミナム属の花木ではありません。

また、テイカカズラがスタージャスミンと言う名前で販売されていることがありますが、こちらもジャスミナム属の花木ではありません。

栽培したところでは、やや耐寒性が弱いですが、ペルシャソケイは庭植えで冬を越しています。エンジェルウイングも軒下で冬を越しています。

温暖化は決していいことではないですが、その影響で、庭植できるジャスミンの範囲が次第に広がっているように感じられます。もっとも、突然寒くなる日がありますので、油断はできません。

【花の特徴と性質】

樹高

【主な種類と品種】を参照してください。

【主な種類と品種】を参照してください。

耐寒性・耐暑性

耐暑性は強いですが、耐寒性はそれほどありません。

学名の説明

Jasminum・・・・・・アラビア語のysmynをラテン語化したものです。

officinale・・・・・「薬用の」、「薬効のある」

nitidum・・・・・「輝く」、「光沢のある」

multipartium・・・・・(※ 不詳)

【主な種類と品種】

ペルシャソケイ
J. officinale

1〜1.5mほどに伸びます。ハゴロモジャスミンほど多花性ではありませんが、秋まで長い間花が咲きます。つぼみはほんのりと朱がさしていますが、開花すると白花になります、花径は3pほどです。(写真下)

‘エンジェルウイング’
J. nitidum

1〜2mほどに伸びます。「オオシロソケイ」と呼ばれる香りの良いジャスミンです。花径が5cmほどの白い花が遅くまで咲きます。上の写真は年末近くになって咲いたものです。比較的耐寒性があり、関東以西の暖地では、庭植えができます。

ステファネンセ
J. x stephanense

1.5〜2mほどに伸びます。中国の雲南省原産で、ジャスミンの中では珍しい桃花が咲きます。

ワイルドスタージャスミン
J. multipartium

ツル性ではなく木立性のジャスミンで、枝先一面にとてもよい香りの白い星形の花を咲かせます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

関東以西の暖地では、耐寒性が比較的強い種類は庭植えできますが、地域により、品種により異なってきますのでなかなか一口には言えません。ハゴロモジャスミンのように軽い霜程度であれば大丈夫な種類もありますが、不安な場合は、剪定をしながら鉢植えで育てます。

春にポット苗が出ていますし、種苗会社のカタログにも出ていますので、これを買って育てます。

植え付けの適期は、4〜5月頃です。花壇に植えるときは、深さ30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢に植えるときは、購入したら、まずは6号鉢程度に植えて、徐々に鉢を大きくしていきます。

ジャスミンの花

鉢植えの用土

赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

北風が当たるようなところは避けるようにします。

鉢植えも、日当たりのよいところに置いて育てます。日当たりが悪いと花付きがよくありません。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、一回り大きい鉢に植え替えますが、根鉢はあまり崩さないようします。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。

日常の管理

ツル性のジャスミンを鉢植えで育てる場合は、行灯仕立てが一般的です。水切れさせると株が弱りますので、特に夏場の水やりには注意します。

剪定

ツル性のジャスミンは枝がよく伸びるので毎年の剪定作業が欠かせません。時期は、花後に行うのが基本です。

冬の管理

ジャスミンは、総じて耐寒性が強いとは言えませんが、関東以西の暖地では霜の当たらない軒下で冬を越します。もっとも、種類にもよります。寒い地域は、室内に取り込みます。

肥料

庭植えの場合は、1〜2月に寒肥として固形の油かすなどの有機肥料を与えます。また、9月ごろに緩効性の化成肥料を追肥します。

鉢植えの場合は、定期的に置き肥をするか、月に2〜3回液肥を与えます。

病気・害虫

特にないようです。

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