宿根スターチス Limonium spp.

宿根スターチスの花
写真 ラティフォリウム
撮影時期 2016.5.7
栽培状況 秋播き後、プランターで栽培(2年目)
科名・属名

イソマツ科
リモニウム属

園芸分類

宿根草

別名

宿根リモニウム

原産地

ヨーロッパなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜7月

【宿根スターチスについて】

宿根スターチスは、一年草のスターチスと比較すると耐寒性、耐暑性があります。花もちがよいので、切花としてよく利用されます。

株はロゼット状で、カスミソウのような咲き方をしますので、一年草のスターチスとはずいぶんと印象が違います。

栽培したところでは、秋播きにしたところ、その年は、初夏に1株だけ咲きましたが、他の株は翌年の開花になりました。暑さ寒さに強く、庭植えとプランターに植えた株の両方とも宿根し、よく咲いています。

【花の特徴と性質】

草丈

40〜50cmほどになります。

枝が密に分枝して小さな花がたくさん咲きます。

花茎が伸び始めて、花が色づいて見ごろになるまで長い間かかります。

耐寒性・耐暑性

一年草のスターチスと比較すると耐寒性、耐暑性があり宿根します。

学名の説明

Limonium・・・・・・ギリシャ語の leimon(草原)に由来します。

latifolium・・・・・「広い葉の」

bellidifolium・・・・・「デージーのような葉を持つ」

【主な種類と品種】

ラティフォリウム
L. latifolium

ルーマニア、ブルガリアなどに自生し、耐寒性、耐暑性の強い種類です。タネから育てることができます。

ベリディフォリウム
L. bellidifolium

ヨーロッパ、コーカサス、シベリアなどに自生し、耐暑性はやや弱いとされています。花は淡い紫紅色です。スターチス・カスピアとも呼ばれます。

園芸交雑種
L. × hybrida

ラティフォリウムとベリディフォリウムの交配種などで、‘ブルーファンタジア’や‘ムーンライト’などたくさんの品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

発芽適温が15〜20度ですので、春播きは3月下旬〜4月、秋播きは9月下旬〜10月上旬に播きます。箱播きにし、覆土は2mmほどにします。

本葉が2〜3枚のころにポットや小鉢に植え替えて、定植するまで苗を育てますが、成育はゆっくりです。

植え付け

本葉が5〜6枚になったら定植します。直根性のため、あまり遅くならないうちに、根鉢を崩さないようにして定植します。秋に播いた場合は、成育がゆっくりで、通常の栽培では、その年の秋に定植できるところまで育たないので、ポットのままフレームや軒下やなどで冬を越し、春になってから定植します。

秋や春に苗が園芸店で売られていますので、これを植えつけると栽培が簡単です。

宿根スターチスの花

株間

成育がゆっくりなので、それほど大きくならないように思いますが、だんだんと株が大きくなっていきますし、花が横に広がりますので、30〜40cmほどの株間にします。

60cmの標準のプランターの場合は、2〜3株が目安です。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。少し高畝にして植えてるとよいです。

耐暑性があるとはいえ、高温多湿を嫌いますので、鉢やプランターは、梅雨時など長雨になりそうなときは雨の当たらないところに移します。また、夏は半日陰の場所に移したほうが安心です。

日常の管理

根づいてからは、過湿にならないようやや乾燥気味に育てます。

花茎か倒れてきたら支柱をしておきます。また、花が終わったら株元から切り取っておきます。

冬の管理

耐寒性が強いので戸外で冬を越しますが、鉢やプランターは軒下などに移動させた方が安心です。

寒さで葉が傷みますが、春になると新しい葉が伸びてきます。

肥料

植え付け時に化成肥料を用土に混ぜておきます。追肥は、それほど必要ありません。

病気・害虫

特にはないようです。

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