シダルセア Sidalcea malviflora

シダルセアの花
写真 シダルセア ‘パープレッタ’
撮影時期 2015.6.2
栽培状況 秋播き後、庭植え
科名・属名

アオイ科
シダルセア属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

ミニホリホック

原産地

北アメリカ西部

用途

庭植え

花期

6〜7月

【シダルセアについて】

アオイ科の仲間は大きな花を咲かせるものが多いですが、シダルセアは比較的小さな花を咲かせます。

品種にもよりますが、秋に苗を植えれば、翌年には、写真のように十分花を楽しむことができます。ただし、アオイ科の植物は耐暑性の強いものが多いですが、このシダルセアは耐暑性が弱いので、暖地ではやや栽培しにくい点が残念です。

栽培したところでは、タネから育てる場合、秋播きでは春までに充実した株にするのが難しく、満足できる結果が得られていませんでしたが、国華園から出ていた‘パープレッタ’という品種を播いたところ、意外によく咲いてくれました。

暖地に限って言えば、春播きにして、苗を涼しいところに置いて夏を越させ、秋に定植するのがよいと思い、苗を育てているところです。結果は追記します。

【花の特徴と性質】

シダルセアの花

草丈

草丈は60〜100pほどで、 タチアオイを小型にしたような草姿です。

タチアオイと違って分枝性があるので株立ち状になります。

花径4pほどの5弁花が穂状に咲きます。

花色は、淡桃色、濃桃色、赤などがあります。

耐寒性・耐暑性

やや冷涼な気候を好み、耐暑性は強くありません。日当たりのよいところに植えてあったところ、開花後は、比較的早く地上部が枯れてしまいました。

寒地では宿根草になりますが、夏の高温多湿に弱く、暖地では、開花後は夏を越すことが難しいと言えます。耐寒性は強く、庭植えで冬を越します。

学名の説明

Sidalcea・・・・・マロウを意味する二つの属の組み合わせとされています。
※ おそらく、ひとつは Alcea と思われますが、もう一つは不明です。

malviflora・・・・・「ゼニアオイ属の花の」

【主な種類と品種】

キャンディーガール

ピンクの品種で、草丈は60pほどです。

エルシーヒュー

明るいピンクの花です。

ブリリアント

赤花です。

パープレッタ

花径3cmほどの赤紫の花色で、草丈は1mほどです。秋播きにして、冬は霜除けすれば暖地でも花が楽しめます。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

タネも販売されていますので、タネから育てることができます。時期は、春播きでは4〜5月、秋播きの場合は9月中旬〜10月上旬が適期です。

ポットに直接播いてもかまいませんし、育苗箱に播いて育てても植え傷みはほとんどありません。覆土は、タネが隠れる程度に薄くします。

育苗箱に播いた場合は、発芽後、本葉3〜4枚のころに3号ポットに植え替えて育苗します。発芽までに8〜10週間かかることがありますので、用土が乾かないよう注意します。

植え付け

タネから育てた場合は、ポットに根が回ってきたら定植します。

ただし、暖地で春播きにした場合、通常は本葉が3〜4枚になったら3号ポットに植え替えますが、一回り大きめの4号ポットに植え替えて、涼しいところで夏を越させ、秋に定植したほうがよいと思われます。

植えつけ時に、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。

苗は、園芸店などでたまに見かけることがありますが、暖地の場合は、秋に植えつけます。春に植えると十分に育たないうちに梅雨、そして夏の高温多湿に見舞われ、満足な結果が得られません。秋に植えると翌年の春には株が充実して、よく咲いてくれます。

シダルセアの花

株間

2株以上植えるときは、 30p〜40p程度の間隔をとります。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。

日常の管理

高温多湿に弱いので多肥、多湿にすると根腐れを起こすことがあります。

2〜3年たつと、株に勢いがなくなるので、株分けして植え直します。

夏の高温多湿に弱いので、やや乾燥気味にし、地温が上がらないよう株元をマルティングしてやります。もっとも、暖地の場合は、開花後の株は夏に枯れてしまいます。

冬の管理

耐寒性が強いので、霜除けなどの必要はありません。ただし、暖地の場合、秋にタネを播いて花壇に定植したときは、霜除けをして成育を助け、うまくいけば、翌春に開花させる方法があります。

肥料

植えつけ時に化成肥料1u当たり30〜50グラムほど施します。

病気・害虫

ハマキムシやシンクイムシがつきやすいので防除します。

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