シラン(紫蘭) Bletilla striata

シランの花
写真 シラン
撮影時期 2012.5.3
撮影場所 香南市野市町にて
科名・属名

ラン科
シラン属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

ベニラン

原産地

本州、四国、九州
中国、台湾

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【シランについて】

シランは、ランの仲間では最も栽培の容易なもののひとつで、植えっぱなしでよく育ちます。栽培している人も多く、庭先などで見かけることの多い花です。

花自体も、ラン科特有の美しい花です。紫紅色の品種が一般的ですが、白花シランや口紅シランも見かけることがあります。

栽培したところでは、栽培は容易で、ラン科の植物というより、一般の宿根草という感じで栽培できます。

【花の特徴と性質】

シランの花

草丈

30〜50p前後です。

紫紅色のきれいな花をひとつの花茎に数輪咲かせます。

名前のとおり、紫紅色が一般的ですが、白花などもあります。

耐寒性・耐暑性

暑さ、寒さには強いですが、やや夏期の乾燥を嫌います。

学名の説明

Bletilla・・・・・属名の Bletia の縮小形
※ Bletia は、スペインの植物学者 Bletin に因みます。

striata・・・・・「条線のある」、「条紋のある」

【主な種類と品種】

シラン

一般によく植えられている紫紅色の品種です。

シロバナシラン

白花のシランです。

クチベニシラン

口紅がきれいな品種です。

アオバナシラン

シランの青花で最近出回るようになりました。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

10月又は3〜4月が植えつけの適期です。庭植えは勿論、鉢やプランターで楽しめます。

花壇に植えるときは、深さ20〜30cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3割程度の堆肥を入れ、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。やや浅めに株を植えつけます。

鉢植えの用土

鉢やプランターの用土は、市販の山野草用の培養土もしくは赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を等量に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

西日の当たらないところや半日陰のところが適していますが、一日中日の当たるところでもよく育ちます。

ただし、鉢やプランターは、夏場は葉焼けする恐れがありますので半日陰に置きます。

シランの花

株間

20pほどにします。

植え替え

庭植えの場合は数年間は植えっぱなしでかまいません。株が混みあってきたら3月又は10月に株分けをして植え替えます。

鉢やプランターの場合は、毎年、もしくは2年に1回、3月又は10月に植え替えます。

日常の管理

夏に乾燥しすぎると生育が悪くなるので、水やりを忘れないようにします。

冬の管理

花壇に植えている場合、暖地では霜除け等は必要ありませんが、それ以外の地域では霜除けをしておきます。

鉢やプランターに植えている場合は、霜に当てないよう冬場は軒下などに置くと安心です。水やりは控えめにします。

ふやし方

植え替える際に、株分けをして増やすことができます。

球茎2〜3個で一株になるようにします。あまり細かく分けると、次の年に花が咲かないことになります。

肥料

花壇に植えている場合は、花後に化成肥料を与えます。鉢やプランターは、生育期間中に月2回程度液肥を与えます。

病気・害虫

乾燥しすぎるとハダニが発生することがあります。

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