シラー Scilla spp.

シラー・シビリカブルーの花
写真 シラー・シビリカブルー
撮影時期 2014.3.1
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユリ科
ツルボ属

園芸分類

秋植え球根

別名

スキルラ

原産地

ヨーロッパ、アフリカ、アジア

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜5月

【シラーについて】

シラーは、ヨーロツパ、アフリカ、アジアに100種類以上が原生しているという大所帯のグループです。日本には、この仲間のツルボ(S. scilloides)が自生しています。秋の彼岸のお参りに行くと道端で見かけますが、なかなか美しい花です。

さて、ここで取り上げているシラーは小型の種類ですが、鉢やプランターで育てるのに向いていますし、花もなかなかきれいなので育て甲斐があります。また、早春から花が咲く種類もありますので、その点も魅力のひとつです。

なお、シラー・ペルビアナと最近までシラー・カンパニュラータと呼ばれていたヒアシンソイデスは別に取り上げています。

栽培したところでは、鉢植えでは問題がありませんでしたが、シビリカなど小型の種類を庭植えにしたところ、狭い庭なのでいろいろ植えたため、他の草花に負けてしまいました。

【花の特徴と性質】

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性が強く、栽培は容易です。

学名の説明

Scilla・・・・・ギリシャの植物名から

siberica・・・・・「シベリアの」

tubergeniana・・・・・(※不詳)

verna・・・・・「春の」

bifolia・・・・・「2枚の葉の」

【主な種類と品種】

シビリカ
S. siberica

非常に耐寒性が強い品種です。草丈10p程度での小型種で、1.5pほどの花を1茎に3〜4輪つけます。花色はブルーが一般的ですが、白花もあります。

チューベルゲニアーナ
S. tubergeniana

小型種で、開花は早く2月下旬には白い花が咲き始めます。

ヴェルナ
S. verna

3月下旬頃に咲く小型種で、淡いブルーに紫が混じったような色の花が咲きます。(写真下)

ビフォーリア
S. bifolia

3月下旬頃に咲く小型種で、チオノドクサによく似ています。寒さに強く小型の花を毎年咲かせます。花色は淡ビンクと青があります。

【育て方と栽培のポイント】

シラー・ペルビアナの育て方はこちらをご覧ください。

植え付け

耐寒性がありますので庭植でも鉢植えでも育てられますが、シビニカなど小型のものは鉢やプランターで育てるのに向いています。植え付けは、10〜11月中旬が適期です。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、あらかじめ苦土石灰を撒いて庭土に混ぜておきます。植えつける際は、掘り出した土の3割程度のバーク堆肥と緩効性の化成肥料を入れて、庭土を深さ20cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の球根用の培養土、もしくは赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、軽石砂を6:3:1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

庭植えで3〜5cm、鉢植えの場合は1〜2cmほど用土が被る程度の深さに植え付けます。

株間

シビリカなど上記の3種類はいずれも小型ですので、5cmほどの間隔で植え付けます。鉢植えの場合は、5号鉢で5球が目安です。

シラーの花

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

植え替え

庭植えの場合は3〜4年は植えっぱなしでかまいませんが、高温多湿を嫌うので、関東以西の暖地では、葉が枯れ始めたら毎年掘り上げて植え替えた方が安全です。

鉢やプランターに植えた場合は、毎年新しい用土に植え替えます。

日常の管理

過湿を嫌いますので、鉢やプランターに植えている場合は、水やりは鉢土が乾いてからにします。

花が終わったら、タネを採る場合を除き早めに花ガラを取り除きます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

休眠期の管理

葉が黄色くなり始めたら休眠期に入りますので、庭植えの場合は球根を掘り上げ、水洗いして日陰で乾燥させます。球根が乾いたら、ネットの袋などに入れて秋の植え付け時まで保管しておきます。保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

鉢やプランターの場合は、掘り上げてもかまいませんし、鉢ごと雨のかからない涼しいところで秋の植えつけ時まで保管しても差し支えありません。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、花後に化成肥料を少し与えます。

病気・害虫

特にありません。

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