シャクヤク(芍薬) Paeonia lactiflora

シャクヤクの花
写真 シャクヤク
撮影時期 2014.5.7
撮影場所 雨森芍薬観光農園にて
科名・属名

ボタン科
ボタン属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

エビスグサ

原産地

中国北部〜朝鮮北部

用途

庭植え

花期

4〜5月

【シャクヤクについて】

シャクヤクは、チベットから中国の江蘇州以北、満州などに自生する宿根草で、宿根草の中でも花の豪華さにかけては他に並ぶものがありません。そのうえ、栽培は容易ですから、言うことなしです。

品種も多く、栽培できる広さが限られていると本当にどれにするか悩んでしまいます。

栽培したところでは、やや夏の高温多湿をきらいますが、よく咲いてくれます。本当はたくさん庭に植えたいところですが、狭い庭ではやむをえません。

【花の特徴と性質】

シャクヤクの花

草丈

80p〜1m程度になります。

花径は20pにもなり、すばらしく豪華です。花色は、白、桃、赤が一般的ですが黄の品種もあります。

花形は、一重、八重、万重など様々なタイプがあります。

耐寒性・耐暑性

原産地からもわかるように、耐寒性が強く、夏の高温多湿をきらいますので、どちらかと言うと西南暖地よりも北日本での栽培に適しています。

もっとも、暖地でも十分に育ちますし、豪華な花を楽しむことができます。

学名の説明

Paeonia・・・・・ギリシャ神話の医神 Paeon に因みます。
※ Paeon がオリンポスの山で取ったシャクヤクを薬にしたことに由来します。

lactiflora・・・・・lactis(ミルク)+ flora(花)が語源で、「ミルク色の花の」という意味です。

【主な種類と品種】

シャクヤクは、たくさんの品種がありますので種苗会社のカタログなどで気に入った品種を購入することができます。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植えつけの適期は10月ごろです。春植えはその後の生育があまりよくないので、やむを得ない場合を除き避けるようにします。

花壇に植えるときは、直径と深さが40cmほどの植え穴を掘り、掘り上げた土の3〜4割程度の堆肥と化成肥料を入れ、底土とよく混ぜ合わます。その上に掘り上げた土を敷いてから球根を据え、土を戻して植えつけます。芽の上に5〜7pほど庭土がかかる深さにします。

シャクヤクの花

鉢植えで育てる場合は、8〜10号鉢の大きな鉢を使い、5cmほどの深さにして植えつけます。

鉢植えの用土

赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、川砂を5:3:2程度に混ぜた用土などを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけの良いところに植え付けます。ただし、西日が当たるようなところは避けるようにします。

鉢やプランターで育てる場合も日当たりのよいところに置きますが、夏は半日蔭に移します。

株間

花壇に植えた場合は、40〜50p程度の間隔とします。

植え替え

花壇に植えた場合は、5〜6年に1回、株分けを兼ねて10月ごろに植え替えをします。春に株分けするとよくありませんので、必ず秋に行うようにします。

鉢植えの場合は、2〜3年に1回植え替えをします。

日常の管理

ひとつの花茎に1花だけ咲かすようにし、一番大きな蕾を残し、他は取り除きます。また、花後は、タネに栄養分を取られないよう、花がらを早めに摘み取ります。

花が大きく、開花時に倒れやすいので、支柱をたててやります。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えた場合は、水やりは少なくします。

シャクヤクの花

ふやし方

株分けをして増やします。株分けの際、あまり細かく分けずに、3〜4芽ほどに分けます。

肥料

2〜3月ごろと花後、そして10月にも化成肥料を株元に与えます。

病気・害虫

灰色カビ病にかかりやすいので、開花直後にベンレートなどを散布しておきます。

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