シバザクラ Phlox subulata

シバザクラの花
写真 ‘多摩の流れ'
撮影時期 2004.4.18
栽培状況 庭植え
科名・属名

ハナシノブ科
フロックス属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

モスフロックス

原産地

北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜5月

【シバザクラについて】

シバザクラは、5弁の小さな花がカーペットを敷きつめたように咲きますので、広い面積に絨毯のように咲いいると思わず見とれてしまいます。

丈夫でよく広がり、そのうえほとんど手間がかかりませんのでグランドカバーとしてはうってつけの植物です。また、花色もいろいろありますので、組み合わせて利用することもできます。

栽培したところでは、寒さにも強く丈夫で育てやすい宿根草です。できれば、花壇に広く植えたいところですが、なかなかスペースが取れないため、いまだに実現できていません。

【花の特徴と性質】

シバザクラの花

草丈

草丈は10p程度で、シバザクラという名のとおり、芝のように横に広がります。

花が株を覆うように咲くので、グランドカバーとしては最適品種のひとつです。

色は、白、桃、赤の他に複色花も出ています。

耐寒性・耐暑性

暑さや寒さ、乾燥にも強く、大変丈夫な草花です。

学名の説明

Phlox・・・・・・ギリシャ語の phlogos(炎)が語源です。

subulata・・・・・「のみ形の」、「のみ状の」

【主な種類と品種】

たくさんの品種がありますので、一部を紹介します。

多摩の流れ

桜色と白の二色咲きの美しい花で人気があります。(写真下)

オーキングトンブルー

シバザクラには珍しいブルーの花を咲かせます。(写真:上から2枚目)

ダニエルクッション

濃桃色の花です。

モンブラン

白の代表的な品種です。

アトロプルプレア

淡紫紅色の品種です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

春になると、園芸店にいろいろな色のものがポット苗などで出回りますので、気に入った品種を選んで植え付けることができます。また、9月中旬〜10月ごろも植え付けの適期ですので、株分けをしたものなどを植えつけます。

花壇に植える場合は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ20〜30cmほど耕してから、やや深植えにします。根付くまで十分に水やりをします。

プランターに植える場合は、浅めで径の大きな丸形のプランターが適しています。

シバザクラの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものに、川砂あるいはパーライトを1〜2割ほど加えた用土などを使います。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよい場所を選びます。特に、水はけのよいことが重要で、じめじめしているところに植えると夏の高温多湿で株が枯れることが多くなります。

株間

花壇に植える場合は、30pほどの間隔をとります。プランターに植える場合は、径が30cm以上の丸型のプランターに1株植えつけます。

植え替え

花壇に植えた場合は、数年は植えっぱなしでかまいませんが、株が混みあって、花つきが悪くなってきたら秋に植え替えます。

日常の管理

プランターに植えた場合は、過湿にならないようにします。多肥、多湿にすると花つきが悪くなるので注意します。

茎が10cm以上に伸びたら、摘芯をして枝数を増やすようにします。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくします。

シバザクラの花

ふやし方

9月ごろに株分けをして増やすのが一般的ですが、気に入った品種があれば、挿し芽もできます。9月頃にバーミキュライトなどを入れたポットに、先端から10pほどのところをとって挿し芽をします。定植は、翌春にします。

肥料

肥料は少な目にし、花壇に植える場合は、植え付け前に、1u当たり一握りの化成肥料を施します。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。

病気・害虫

病気はハダニ以外に特にありません。ダニの発生が見られたら、殺ダニ剤で駆除しておきます。

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