サルビア Salvia splendens

サルビアの花
写真 'スカーレット・ジルバ’
撮影時期 2014.7.5
栽培状況 春播き後、庭植え
科名・属名

シソ科
サルビア属

園芸分類

春まき一年草

別名

ヒゴロモソウ

原産地

ブラジル

用途

庭植え、鉢植え

花期

6月〜10月

【サルビアス・スプレンデンスについて】

サルビアは、いろいろな種類がありますが、単にサルビアと言えば、通常、ここで取り上げているサルビアス・スプレンデンスを指します。広い面積に植え込まれたサルビアが、真っ赤に咲いているのは本当に美しいものです。

サルビアの別名をヒゴロモソウというように、昔はサルビアと言えば、スプレンデンス種の赤花が多かったですが、今では、写真のようにいろいろな花色があります。

また、近縁種には、ブルーサルビアと呼ばれるフォリナセアやコクキネアなどもよく栽培されています。なお、サルビアの仲間でも、宿根サルビアは別に載せています。

栽培したところでは、タネから育てても、生育がよく、目だった病害虫もないので、とても育てやすい草花と言えます。

【花の特徴と性質】

サルビアの花

草丈

スプレンデンスは、矮性だと20〜25p程度、高性になると60p以上のものもあります。

スプレンデンスには、夏から秋にかけて、緋紅色の美しい花を長期間咲かせ続けます。

緋紅色の他に紫、白、サーモン色、ピンクなどの花色があります。

耐寒性・耐暑性

サルビアを代表するスプレンデンスは、もともとはブラジル原産の宿根草で灌木状となりますが、寒さに弱く日本の冬を越すことができないので、園芸上では春まき一年草として扱われます。

学名の説明

Salvia・・・・・salvare(治癒する)に由来するセージ(sage)のラテン古名 salvia から。
※ この属の一部が薬用になることに由来します。

splendens・・・・・「きらめいている」、「輝いている」

【主な種類と品種】

ボンファイア

赤花の代表的な品種で、花壇用の大型品種です。

スカーレットジルバ

こちらも大型の花壇用品種で、群植すると一段と豪華です。

スカーレットバイカラー

緋赤色に白の二色咲きの品種です。(写真:上から2枚目)

シズラー バーガンディハロー

花穂のグラデーションが美しい品種です。(写真:最下段)

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

群植すると大変きれいですが、たくさん株を植えようとするなら、やはり、タネから育てるのが経済的です。

サルビアは、20〜25度のやや高温で発芽しますので、4月中旬〜5月に播きます。早い時期に播く場合は、フレームなどで播きます。

通常は、育苗箱やピートバンなどに播き、覆土は5mm程度とします。

サルビアの花

発芽後、本葉が3〜4枚になったらポリポットに植え替えて、薄めの液肥を与えながら育苗します。

生育がよいので、育苗は簡単です。

植え付け

タネから育てた場合は、本葉が5〜6枚になったら花壇やプランターなどに定植します。

酸性を嫌うので、花壇に植え込むときは、1週間ほど前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて中和しておきます。

定植する際は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

苗から育てる場合は、園芸店などで何株か買ってきて植え付ければ簡単です。

定植する際、4〜5節を残して摘芯すると花穂がそろって出てきますので、開花時は見栄えがします。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土でよく育ちます。

株間

矮性種で20p、高性種で25〜30p程度の間隔を取って定植します。60cmのプランターの場合は、3株が目安です。

植え場所・置き場所

日当たり、排水のよいところへ植え込みます。日当たりが悪いと、サルビアの魅力が十分に発揮できません。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

サルビアの花

日常の管理

花が一通り終わったら、早めに切り戻すと2回目の花を楽しむことができます。

肥料

花壇に植える場合は、植え付け前に、化成肥料を1u当たり50g程度施します。また、開花期間が長いので、定期的に追肥をします。

鉢やプランターに植える場合、市販の草花用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、植えつけ後、1月ほどしたら、液肥を10日に1回程度施します。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に追肥をします。

病気・害虫

あまり病害虫はありませんが、過湿に弱いので排水が悪いと梅雨時に根グサれを起こすことがあります。

また、ハダニがつくことがあります。

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