サツキ Rhododendron indicum

サツキの花
写真 サツキ
撮影時期 2001.5.27
栽培状況 庭植え
科名・属名

ツツジ科
ツツジ属

園芸分類

常緑広葉低木

別名

(特にありません)

原産地

日本

用途

鉢植え、庭植え

花期

5〜6月

【サツキについて】

サツキは、日本固有の植物で、原種は、関東以西の渓流に沿った岩上に自生しています。園芸花卉としては、元禄時代にはサツキの専門書が出されていたというほど昔から花に人気のありました。

一時のサツキブームが去って、サツキ展もかってほどの盛況がないのが残念ですが、サツキは盆栽としてだけてなく、庭木としても大変優れています。また、盆栽だけでなく、アザレアのように一般的な鉢物としても魅力があります。

ところで、サツキの魅力は、いろいろありますが、その一つには、変化に富んだ花の多様さにあるのではないでしょうか。大輪から小輪まで、そして、一本の木に白無地、色無地、絞り、覆輪、底白などの花が咲き乱れた姿は本当に美しいものです。

私も、サツキをたくさん栽培していましたが、その後、園芸植物全般に手を広げたため、サツキに手が回らなくなって大半の木を失ってしまったことは本当に残念です。

栽培したところでは、基本的には、他のツツジ類と比較しても難しい点は特にありません。勿論、盆栽として育てる場合は、針金かけや剪定などに必要なテクニックがありますが、それは、専門書などを見ていただければと思います。

【花の特徴と性質】

サツキとツツジの違いは、開花時期がサツキの方が約1ヶ月遅いことで区別されます。

樹高

いろいろの高さに仕立てられますが、一般的には1m前後までが多いようです。勿論、1mを超えるものも珍しくありません。

白、桃、赤の絞りや覆輪など様々な咲分けをします。花径は小輪は2〜3pほどですが、大輪になると10pほどのものもあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性、耐暑性は強いので、東北以南のところで栽培可能です。

学名の説明

Rhododendron・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ)+ dendron(樹木)が語源です。

indicum・・・・・「インドの」 ※ これは命名者の誤認によるものと思われます。

【主な種類と品種】

サツキは、非常にたくさんの品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

3〜4月、もしくは9〜11月に行うのが一般的ですが、一般的には、開花時期に好みの花を買うことが多いと思われますが、この場合はは、花後に植え付けをします。

購入した木が小さかったり、小さい鉢に植えられている場合は、いきなり庭に植えるよりも1年は鉢植えで育ててから植え付けた方が安全です。

庭に植える場合は、苗木の大きさにもよりますが、通常は根鉢の2〜3倍の植え穴を掘って、掘り出した庭土に3割程度のバーク堆肥(腐葉土)と、必要なら鹿沼土を客土して、庭土とよく混ぜ合わせて植えつけます。

鉢植えの用土

草花用の市販の培養土は適していません。挿木をして2〜3年の幼木は、鹿沼土とミズゴケを等量にしたものに、4〜5年以上の成木は、鹿沼土とミズゴケを7対3程度に混ぜた用土を使います。

水やりが適時に行える場合は、成木は鹿沼土の単用でも全く問題はありません。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、日当たりのよいところに植え付けますが半日ほど日が当たれば問題ありません。

鉢植えも日当たりのよいところに置いて育てますが、夏場は、半日陰に置いて、鉢が乾燥しすぎるのを防ぎます。

サツキの花

植え替え

鉢植えの場合は、幼木は毎年、成木は2年に1回を目安に植え替えをします。時期は、花後の剪定時に併せて行います。

鉢から抜いて、表土と古い用土を半分ほど土を落として、新しい用土で植え替えます。鉢が小さいに植えているときは、一回り大きめの鉢に植え替えます。

剪定

サツキは、夏の時期に花芽をつくるので、通常は、花後すぐに行います。夏以降に剪定をすると花芽を切り落とすことになり翌春花が咲かなくなります。

盆栽以外の通常の栽培では、剪定は、伸びすぎた枝など中心に全体を軽めに刈り込むのが一般的です。

庭植えの場合、十分に根の張った木は、花後であれば、かなりの強剪定をしても芽吹きがよいので大丈夫です。ただし、強剪定をすると翌春は花付きが悪くなります。

日常の管理

サツキは乾燥を嫌いますので、庭植えの場合でも、夏場、晴天が続くときは夕方水やりをすると木が元気になります。

鉢植えの場合は、鉢土の表面が乾いてきたら十分に水やりをします。特に、夏場は、乾燥させ過ぎないよう注意します。

ふやし方

6月中旬〜7月上旬に、今年伸びた充実した枝を8〜10p程度切って鹿沼土に挿せば容易に発根します。

咲き分けをする品種の場合、単色が多くなっている枝は避け、絞りの入っている花が咲いている枝を使います。

肥料

庭植えの場合は、花後に、固形の油カスを株の周りに施します。

鉢植えの場合は、生育期間中、夏場を除き、油カス主体の固形肥料を月1回置き肥します。

病気・害虫

他のツツジと同様、ツツジグンバイムシやベニモンアオリンガが発生しますので、早めに薬剤を散布して駆除します。

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