クルメツツジ Rhododendron obtusum var. sakamotoi

クルメツツジの花
写真 クルメツツジ
撮影時期 2001.4.15
栽培状況 庭植え
科名・属名

ツツジ科
ツツジ属

園芸分類

常緑広葉小低木

別名

(特にありません)

原産地

日本

用途

庭植え、鉢植え

花期

4月

【クルメツツジについて】

クルメツツジはヒラドツツジと並んで園芸品種が多く、中でも色彩の派手な品種が好まれれているようです。株を覆うように咲くので満開のときは本当に素晴らしいものです。また、ツツジの中では小型ですので、庭植えはもちろん、鉢植えでも十分に楽しめます。

この品種群は、江戸時代、久留米藩士の坂本元蔵という方が、品種改良を始めたもので、サタツツジを中心に、ミヤマキリシマ、ヤマツツジなどを基に交配してものと言われています。

栽培したところでは、手間いらずで、毎年花を楽しむことができます。ただし、害虫の消毒は必要です。

【花の特徴と性質】

クルメツツジの花

日本で品種改良されたツツジの中では、品種も多く、また、素晴らしい品種が多いのですが、木が小ぶりなので、平戸つつじと比較すると公共スペースへの植栽はずっと少なくなっています。

あまり大きくならないので、鉢植えやプランターなどに植えるのには適しています。

樹高

ツツジの中では比較的矮性で、剪定をすれば30〜50pほどで管理できます。

花は、一般に小輪ですが花付きがすばらしくので、写真のように株が花で覆われます。

花色は、白、淡桃、桃、赤、濃赤、赤紫と豊富で、色鮮やかな品種が多く海外でも人気があります。

耐寒性・耐暑性

他のツツジとあまり変わりません。

学名の説明

Rhododendron・・・・・・ギリシャ語の rhodon(バラ)+ dendron(樹木)が語源です。

obtusum・・・・・「鈍形の」

sakamotoi・・・・・品種改良を始めた久留米藩士の坂本元蔵に因みます。

【主な種類と品種】

クルメツツジは、たくさんの品種がありますが、庭植えにするなら色彩の鮮やかな品種がどうでしょうか。

【育て方と栽培のポイント】

クルメツツジの花

植え付け

苗木は、園芸店などにも出ていますし、種苗会社のカタログにも載っていますので、これらから手に入れることになります。

植え付けは、秋でも、春でも可能です。庭に植え付ける場所は、庭土を深く掘ってバーク堆肥(腐葉土)を入れ、よく混ぜて植えつけます。

鉢植えの用土

鉢植えの用土は、鹿沼土とバーク堆肥を7対3ほどの割合にしたものなどに植えつけます。

植え替え

鉢植えは、2年に1回程度の目安で植え替えます。鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、半分近く古い土を落として植え替えます。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところに植えつけます。日当たりが悪いと、花付きがよくなく、クルメツツジの本来のよさが出ません。

鉢に植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

株間

庭に植える場所は、50cmぐらいのスペースは欲しいところです。

ただし、移植が比較的簡単にできますので、少し詰めて植えておき、木が大きくなるにつれ順次間引きして植え広げることができます。

日常の管理

鉢植えは、夏場の水切れに注意します。

クルメツツジの花

剪定

自然のままでもそれほど樹形は乱れませんが、数年に一度、全体を強剪定をすると樹形が整います。時期は、花後できるだけ早く、遅くても7月中には終えるようにします。

秋以降の剪定は、伸びすぎた枝など特に邪魔になる枝の剪定くらいにとどめます。

冬の管理

耐寒性がありますので、暖地では、戸外で冬を越します。

ふやし方

増やす場合は、6月中〜下旬頃、今年伸びた充実した枝を5〜8pほど切り取り、十分に吸水させたあと鹿沼土に挿します。乾燥させないように管理すれば、容易に発根します。

肥料

肥えたところなら特段肥料を与えなくてもよく育ちますが、与えるなら油カス主体のものを2月頃施します。

鉢植えは、4〜6月と9〜10月頃に月1回程度置き肥をします。

病気・害虫

栽培するうえで、特段の問題はないですが、病害虫には注意します。最大の害を与えるのは、ベニモンアオリンガです。この害虫は、蕾を食い荒らしますので、何もしないと翌年花が極端に少なくなってしまいます。しかも、よく発生しますのでやっかいです。

4月頃に葉が白っぽくなるようなら、グンバイムシが発生しています。

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