キンセンカ(金盞花) Calendula officinalis

キンセンカの花
写真 '黄金中安'
撮影時期 2006.5.3
撮影場所 秋播き後、庭植え
科名・属名

キク科
キンセンカ属

園芸分類

秋まき一年草

別名

カレンデュラ

原産地

南ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

3〜5月

【キンセンカについて】

キンセンカは江戸時代から栽培されているおなじみの花です。あまりにも身近な花なので、つい軽く見られがちですが、タネから育てて、最もつくりやすいもののひとつです。

花は黄色とオレンジ色が主体でしたが、最近のカタログを見ると花の形や花色も増えていますので、キンセンカのイメージもだいぶ変わってきています。

栽培したところでは、タネが大きく、よく発芽しますので育苗はすこぶる簡単です。群植すると開花時には一段と華やかになり、春の気分を満喫できます。

なお、種小名は、「薬用の」あるいは「薬効のある」ということですが、中世のヨーロッパで薬用に用いられたと言われています。

【花の特徴と性質】

キンセンカの花

草丈

草丈は、50〜80pの高性種から20〜30pの矮性種があります。鉢植えやプランターには、矮性種を使った方が管理が楽です。

八重咲き〜千重咲きで、大輪になると花茎10pを超える品種もあり、見ごたえがあります。

花色は、黄色、オレンジが主ですが、最近、美しい花色の品種が出ています。

耐寒性・耐暑性

寒さに強く、暖地では霜除けしなくても冬を越します。

学名の説明

Calendula・・・・・ calendae(月の第1日、一か月)の縮小形です。 

officinalis・・・・・「薬用の」、「薬効のある」

【主な種類と品種】

アプリコットビューティー

矮性のバイカラータイプの品種です。

クリームビューティー

草丈30pほどの矮性黄色と白のバイカラー品種です。

アイスシリーズ

草丈15pほどの極矮性種で、プランターや鉢植えに適しています。

オレンジスター

草丈50〜60pの切り花用の品種です。オレンジ色の鮮やかな花です。濃黄色の花の咲くゴールドスターもあります。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

タネは、9月中旬〜10月上旬に頃に播きます。発芽適温は15〜20度ですが、関東以西の暖地でも9月中旬から播いてもよく発芽します。

苗が根腐れすることがありますので、必ず清潔な用土に箱播きし、覆土はタネが隠れる程度にします。

発芽後、本葉が2〜3枚のころにポットや小鉢に植え替えて育苗します。

キンセンカの花

植え付け

本葉が5〜6枚になったら、花壇あるいは鉢やプランターに定植します。苗の生育がよいので、植えつけが遅れないようにします。

酸性土壌を嫌いますので、花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり150〜200gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。

1週間ほどしたら、バーク堆肥を1u当たり10Lと化成肥料を50gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

株が少し大きくなりますので、株の間隔は25p程度とします。

植え場所・置き場所

花壇に植える場合は、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

鉢やプランターに植えた場合も、日当たりのよいところに置いて育てます。

日常の管理

本葉7〜8枚のころに摘芯すると花立ちが多くなります。その後はほとんど手間いらずですが、終わった花がらはこまめに取り除き、株をきれいしてやると長く楽しめます。

キンセンカの花

冬の管理

耐寒性はありますが、暖地以外は、霜除けをしたほうが安心です。

また、暖地でも、厳冬期は、不織布をべた掛けするなどして霜除けをすると苗の育ちがよくなります。

肥料

植え付け時に1uあたり50gほど化成肥料を与えます。

チッソ肥料が多すぎると徒長しますので与えすぎないようにします。

病気・害虫

苗のときにウドンコ病が出ることがあります。

病害虫では、ヨトウムシやアブラムシがつくことがあります。

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