カンパニュラ Campanula spp.

カンパニュラの花
写真 カンパニュラ・フラギリス
撮影時期 2001.4.14
栽培状況 プランターで栽培
科名・属名

キキョウ科
ホタルブクロ属

園芸分類

宿根草、一、二年草

別名

ツリガネソウ

原産地

北半球の温帯地方

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜7月

【カンパニュラについて】

カンパニュラは大家族で、しかも花が美しく、個性にあふれています。全般に暑さに弱いですが、高知の夏の暑さも乗り切る種類もあります。

たくさんの品種があり、苗を買って育てる場合が多いですが、中にはタネが出ている種類もあり、タネを播いて育てることができます。

なお、フウリンソウベルフラワー(オトメギキョウ)、モモバキキョウリンドウ咲きカンパニュラホタルブクロは別に取り上げていますので、そちらを参照してください。

栽培したところでは、いろいろな種類がありますので、当たり前のことですが、夏の管理などそれぞれの種類にあった栽培が重要です。耐暑性の弱いものは、一年草と割り切った方がストレスがたまりません。

【花の特徴と性質】

カンパニュラの花

カンバニュラには背丈ほどになる種類から、オトメギキョウのように小型の種類までたいへんバリエーションに富んでいます。

草丈

(主な種類と品種を参照してください。)

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

種類によって異なりますが、耐寒性は強いものの、全体的に耐暑性はあまり強くありません。

ただし、一般に出回っている品種は耐暑性も比較的強くなっています。

学名の説明

Campanula・・・・・ campana(鐘)の縮小形

lactiflora・・・・・「乳白色の」

fragilis・・・・・「弱い」、「虚弱な」

medium・・・・・「中間の」

persicifolia・・・・・「モモのような葉の」

glomerata・・・・・「房になった」、「群れになった」

punctata・・・・・「斑点のある」、「小さな点のある」

portenschlagiana・・・・・19世紀の博物学者 Franz Portenschlag-Ledermeyer に因みます。

rapunculoides・・・・・ラプンクルス属(※ 今は廃止されています。)+ oides(・・・に似ている)が語源です。

rapunculus・・・・・「小さい蕪」

【主な種類と品種】

ラクチフローラ
C. lactiflora

草丈が1.5mになる高性の多年草で、白、淡青色、濃青紫などの花を咲かせます。(写真:最下段)

フラギリス
C. fragilis

この品種も、非常に多花性で、花茎が垂れ下がって咲くので、吊り鉢として利用されています。‘ジューンベル(June Bell)’という品種などが出ています。

フウリンソウ
(メディウム)
C. medium

園芸種の中では昔からよく栽培されている大輪系の種類です。

二年草で草丈60〜100pになります。花色は、白、ピンク、青紫などで大型の鐘型の花を咲かせます。最近は、秋播きで春に開花する品種が出ています。

モモバキキョウ
(パーシシフォーリア)
C. persicifolia

高さ50〜100pほどになる宿根草です。耐寒性は強いですが、耐暑性がやや弱く、どちらかというと寒冷地向きです。

リンドウ咲きカンパニュラ
(グロメラータ)
C. glomerata

草丈40〜80pほどで、リンドウに似た濃い紫色の花を咲かせます。ヤツシロソウもこの仲間です。

ホタルブクロ
(プンクタータ)
C. punctata

日本中に広く分布している宿根草です。花は筒型で下向きに咲きます。草丈は30〜80pほどになります。

ベルフラワー
C. portenschlagiana

宿根草で、草丈10〜15pほどの青紫の花を咲かせます。花は花径1pほどの小輪ですが、非常に多花性で、株を覆うように咲きます。オトメギキョウという名前で売られていることもあります。

ハタザオキキョウ
C. rapunculus

カンパニュラ属の中では比較的草丈が高くなり、1.2mほどになります。丈夫で関東以北では野生化しているところがあるようですが、花は美しいです。

‘涼姫’
C. rapunculus

ラプンクルス種(ハタザオキキョウ)の一代交配種で、「サカタのタネ」からタネが出ています。草丈は1mほどで、小さな花がたくさん咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

個別に取り上げている種類は、そちらをご覧ください。

植え付け

春先や秋に苗が園芸店などに苗が出ていますし、春には開花株が出回りますっていますので、これを買って育てます。

夏の暑さに弱いものが多く、苗を購入して栽培する場合は、季節に応じて移動できる鉢やプランターに植えた方が失敗が少ないです。

ポットに植えられていることが多いですが、購入したら早めに花壇やプランターなどに植えつけます。

カンパニュラの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところを好みます。ただし、全体に耐暑性が弱いので、花壇に植えるときは一年草として扱った方が賢明です。

鉢やプランターに植える場合も、夏以外は日当たりのよいところに置きます。

植え替え

夏を越した株は、9〜10月又は3〜4月に株分けを兼ねて植え替えます。

日常の管理

鉢やプランターに植えている場合は、過湿にならないようにします。

花が咲き終わった花茎は、早めに切り戻しておきます。

夏の管理

鉢やプランターは、半日陰か明るい日陰に移します。そうした場所がないときは寒冷紗をかけます。

冬の管理

耐寒性が強く戸外で冬を越しますので、霜除け等の必要はありません。

カンパニュラの花

鉢やプランターに植えている場合は、水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら暖かい日の午前中に軽く水やりをします。

ふやし方

夏越しできるものは、株分けで増やすことができます。

肥料

植え付け時に緩効性の化成肥料を与え、後は生育期間中に液肥を月2回程度与えます。

病気・害虫

ハダニがつくことがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。