オステオスペルマム Osteospermum spp.

オステオスペルマムの花
写真 ‘ブルーアイビューティ'
撮影時期 2016.4.16
栽培状況 苗購入後、庭植え
科名・属名

キク科
オステオスペルマム属

園芸分類

半耐寒性宿根草

別名

アフリカンデージー

原産地

南アフリカなど

用途

庭植え、鉢植え

花期

4〜5月

【オステオスペルマムについて】

オステオスペルマムは、南アフリカなどが原産で、この属のバーベリエ(O. barberiae)、エクロニス(O. ecklonis)、フルティコサム(O. fruticosum)などとの間で交配されたものが園芸品種として出回っています。

最近は、種類も増えて、美しい花色の品種を見かけるようになりました。園芸店などでも、たくさん売られています。

名前がややこしいので、何かよい和名でも付けばよいと思いますが、今のところ、この名前で流通しています。デモルフォセカとよく似ていますが、こちらは宿根草です。

栽培したところでは、丈夫で育てやすい宿根草ですが、夏の高温多湿に少し弱く、品種や栽培する場所にもよりますが、1日中日の当たる花壇に植えた株は、夏に枯れる株がありました。もっとも、プランターに植えて、夏場、半日陰に置いた株は、それほど問題なく夏を越しました。

【花の特徴と性質】

オステオスペルマムの花

草丈

30〜50p程度です。販売されているものは、矮化剤で草丈を低く抑えているものが売られていることが多く、庭植えすると、翌年は草丈が伸びます。

花径4〜5pほどの花で、長期間株を覆うように咲き続けてくれます。花色は、白、桃、桃色と紫色の中間的な色などが一般的でしたが、最近は、レモンイエローやオレンジの品種も出ています。花弁がくびれる変わった花形の品種もあります。

日が当たると開花する性質があります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は比較的強いですが、露地で越冬できるところは暖地に限られます。

また、耐暑性はありますが、品種によって、また、栽培環境によって、夏の高温多湿で枯れてしまうものもあります。特にデモルフォセカとの交配種は夏の暑さに弱いようです。

学名の説明

Osteospermum・・・・・ギリシャ語の osteon(骨)+ sperma(種子)が語源です。

【主な種類と品種】

‘レモンシンフォニー'

レモン色の品種です。

‘バターミルク'

クリームイエローの品種です。

‘パッション'

花径5pほどで、白、ピンク、赤紫などの色があります。

‘オーロラホワイト'

白花の品種です。

【育て方と栽培のポイント】

植え場所・置き場所

日当たりのよいところを好みますが、西日が強く当たるようなところは避けるようにします。また、乾燥には強いですが、過湿になると根腐れを起こすことがありますので、庭に植えるときは水はけのよい場所を選びます。

鉢やプランターに植えた場合も、夏場以外は日当たりのよいところで育てます。また、長雨が予想されるときは、雨のかからないところに移した方が安全です。

オステオスペルマムの花

植え付け

春に苗が園芸店などに顔を出しますので、これを買って育てます。種苗会社のカタログにも載っています。

花壇に植える場合は、植えつけの苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて庭土に混ぜておきます。1週間ほどしたらバーク堆肥を1u当たり10Lほど入れ、化成肥料も撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

株間

花壇に植える場合は25〜30cmほどにします。

植え替え

鉢植えの場合は、鉢が小さいときは毎年、大きい鉢に植えているときは2年に1回を目安に植え替えをします。

鉢から抜いて、表土と根鉢の三分の一ほど土を落として、一回り大きい鉢に植え替えます。同じ大きさの鉢を使うときは、もう少し古い土を落として植え替えます。

日常の管理

花が終わったころに3分の1程度の高さに刈り込み新しい芽を出させます。秋の9〜10月ごろにも再度刈り込みます。

また、病気を防ぐため、株を清潔にし、花がらはこまめに取り除きます。

夏の管理

オステオスペルマムは夏の高温多湿にやや弱いので、鉢やプランターは、半日陰に移します。特に、西日が当たるようなところには置かないようにします。

オステオスペルマムの花

冬の管理

暖地以外では、花壇に植えた株は霜除けをするか、秋に鉢に取って冬は暖かい場所で管理した方が無難です。

鉢やプランターは、霜の当たらない軒下などに置き、水やりは少な目にします。

ふやし方

繁殖は、挿し芽が可能で、9月頃バーミキュライトなどに挿し、その年は小鉢で育て、翌春に花壇や鉢に植えつけます。

肥料

花壇に植えた場合は、3〜4月と9月ごろに株元に緩効性の化成肥料を与えます。

鉢植えは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、春と秋の生育期には、液肥を月2〜3回与えます。

病気・害虫

アブラムシがつくことがあります。

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