オキザリス Oxalis spp.

オキザリス・セルヌアの花
写真 オキザリス・セルヌア
撮影時期 2007.3.3
栽培状況 鉢植え
科名・属名

カタバミ科
カタバミ属

園芸分類

秋植え球根

別名

球根カタバミ

原産地

南アフリカ、中南米

用途

庭植え、鉢植え

花期

10月〜4月

【オキザリスについて】

オキザリスは、庭の厄介者のカタバミの仲間ですが、園芸種は種類がたくさんあって、いずれも個性があって美しい花が咲きます。花色も、白、黄、橙、ピンク、濃桃色と多彩です。

園芸用に利用されているものは、全て球根性です。いずれも丈夫でよく育ちます。開花期が少しずつ違うので、取り混ぜて植えれば、花の少ない時期に長く楽しめます。いずれも、コンパクトな草姿で鉢やプランターで育てるのに向いていますが、庭植えにできる品種も多くあります。なお、ハナカタバミと呼ばれるオキザリス・ボーウィーのほか、スプリングチャームバーシカラーは別に取り上げています。

栽培したところでは、いずれも丈夫で、美しい花が毎年咲いてくれます。球根もよく増えて困るほどです。

【花の特徴と性質】

オキザリス・オマーの花

草丈

5〜15p程度です。

日陰になったり、曇りの日は花を閉じる性質があります。

花色は、白、黄、ピンク、赤などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性もあり、暖地では露地で冬を越します。

それ以外のところでは、軽く霜よけをする程度で十分ですが、寒さに弱い品種もあるので注意します。

学名の説明

Oxalis・・・・・ギリシャ語の oxys(酸い)が語源です。
※ 葉や根に含まれるシュウ酸に由来します。

variabilis・・・・・「変わりやすい」、「変化の多い」

brasiliensis・・・・・「ブラジルの」

flava・・・・・「鮮黄色の」

cernua・・・・・「うなづいた」、「下に垂れた」

glabra・・・・・「毛のない」、「平滑な」

hirta・・・・・「毛のある」、「有毛の」

【主な種類と品種】

バリアビリス
O. variabilis

丈夫で、庭植えにできます。大輪で花茎5〜6pになります。白、ピンク、赤、黄の各色があります。フヨウカタバミとも呼ばれます。(写真:下から2枚目)

ブラジリエンシス
O. brasiliensis

ブラジル原産の矮性品種です。4〜5月に紅紫の花が咲きます。(写真:最下段)

フラバ
O. flava

花は、澄んだ黄色で、11月に咲く早咲き品種です。多湿に弱いので鉢植えが向いています。

セルヌア
O. cernua

春に咲く黄色の代表的な品種で3〜4月に咲きます。葉に斑点が入ります。耐寒性が強く庭植えできます。キバナカタバミとも呼ばれます。

オマー
O. glabra

ピンクの花が一面に咲くので大変きれいです。花期は1〜2月です。(写真:上から2枚目)

ヒルタ
O. hirta

キダチカタバミと呼ばれるように木立ち性で、10〜11月にピンクの花が咲きます。耐寒性はやや弱いです。

そのほかにも、いろいろな品種があります。

【育て方と栽培のポイント】

オキザリスには、春に植える種類もありますが、ここでは、夏から初秋に植える種類について記載しています。

植え付け

球根の植え付けは、8〜9月頃です。また、園芸店では、鉢に植わったものが秋に売られています。

球根の中には上下の見分けがつきにくいものもありますが、わからない場合は、横向きにうえると芽が出てきますので心配はいりません。

オキザリス・バリアビリスの花

鉢植えの用土

ほとんどの種類が市販の草花用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどでよく育ちます。

植え付けの深さ

植え付けの深さは、2cm程度土が被る程度にします。

株間

庭植えの場合は10cm程度、鉢植えの場合は5号鉢に5球が目安です。

植え場所・置き場所

鉢やプランターで育てる場合は、日当たりのよいところに置きます。花壇に植える場合も、日当たりと水はけのよいところに植え付けます。

植え替え

花壇に植えた場合は、セルヌアなど丈夫な種類は、毎年植え替える必要はありません。球根が混みあって来たら植え替えをします。梅雨時から夏場に過湿で腐りやすい種類は、掘り上げて、毎年植え替えます。

鉢やプランターに植えた場合は、毎年、若しくは2年に1回は植え替えます。

日常の管理

オキザリスは、一般に多湿を嫌いますので、鉢やプランターに植えた場合、水のやりすぎには注意します。

冬の管理

耐寒性の強いセルヌアやバリアビリスなどを花壇に植えた場合、関東以西の暖地では、特に霜除けをしなくても冬を越します。

鉢やプランターに植えた場合は、関東以西の暖地では、霜の当たらない軒下に置けばほとんどのものが冬を越しますし、花もよく咲いてくれます。寒さの厳しい地域は室内に取り込みます。

休眠期の管理

鉢やプランターに植えている場合は、花後に葉が黄色くなって休眠期に入ったら、鉢に植えたまま雨のかからない日陰に置いて植えつけ時まで保管します。

花壇に植えている場合は、梅雨から夏の高温多湿で腐りやすい種類は、葉が黄色くなってきたら球根を彫り上げ、水洗いして日陰で乾燥させます。

オキザリス・ブラジリエンシスの花

球根が乾いたら、分球しているものは球根を分けてネットの袋などに入れて、秋の植え付け時まで保管しておきます。

保管場所は、雨の当たらない日陰の風通しのよいところにします。

ふやし方

分球でよく増えます。小球は翌年は咲きませんが、もう1年するとよく咲くようになります。

肥料

花壇に植えた場合は、あまり肥料を必要としません。

逆に肥料を効かせ過ぎると葉が茂って花つきが悪くなるので注意します。

鉢やプランターに植えた場合は、月に1〜2回液肥を与えます。

病気・害虫

病気もほとんどありません

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