エキウム・プランタギネウム Echium plantagineum

エキウムの花
写真 エキウム・プランタギネウム
撮影時期 2005.4.29
栽培状況 秋播き後、庭植え
科名・属名

ムラサキ科
エキウム属

園芸分類

秋播き一年草

別名

車前紫

原産地

南ヨーロッパ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【エキウム・プランタギネウムについて】

エキウムの中では、プランタギネウムが育てやすくよく栽培されますので、ここではこの種類を取り上げています。寒さに強くて生育がよく、花は小さいですが青紫の花が魅力です。

エキウムの仲間には、ウィルドプレッティ (Echium wildpretii) のように花穂が1mを超える種類もありますが、耐暑性が弱く関東以西の暖地では栽培が難しいのが残念です。

栽培したところでは、プランタギネウムは、育苗も容易で生育もよく、春にはたくさんの花が咲きました。

【花の特徴と性質】

エキウムの花

草丈

草丈は、50cm前後です。

花径は3pほどで、花はつぼみのうちはピンク色。咲き進むにつれてパープルブルーに変化してゆきます。

白やピンクの咲く品種もあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性があり、露地植えで越冬します。

耐暑性は弱く、暖地の場合、花が咲いた株は夏には枯れてしまいます。

耐寒性・耐暑性

Echium・・・・・ギリシャ語の echis (毒蛇)が語源です。

plantagineum・・・・・「オオバコ属に似ている」

wildpretii・・・・・スイスの植物学者 Hermann Josef Wildpret に因みます。

【主な種類と品種】

他のエキウムの仲間です。

ウィルドプレッティ
Echium wildpretii

非常に大型のエキウムで、花穂の長さも1mを超えることがあります。大変魅力にあふれていますが、残念ながら栽培は難しく、植物園などで見かけるくらいです。

ルシカム
Echium russicum

ローズレッドの小さな花が集まって20cmほどの花穂の長さになります。

【育て方と栽培のポイント】

ここでは、プランタギネウム種の育て方について記載しています。

タネ播き

発芽適温は20度前後ですので、9月中旬〜10月に播きます。寒冷地は春に播きます。消毒済みの用土を入れた育苗箱かピートバンにタネが重ならないように播き、2mmほど覆土します。

発芽後、本葉が3〜4枚のころ3号のポリポットに植え替えて苗を育てます。

植え付け

花壇に植える場合は、植えつけ前に、苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて耕しておきます。

ポットに十分に根が回ってきたら花壇やプランターに定植します。定植する際、根鉢を崩さないように注意します。

花壇に植える場合は、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植え付けます。

エキウムの花

鉢植えの用土

水はけのよい用土を使います。赤玉土、バーク堆肥(腐葉土)、パーライトを5:3:2程度に混ぜた用土などが一例です。

株間

かなり大きくなるので30p程度にします。60cmのプランターの場合、3株ほどが目安です。

植え場所・置き場所

日当たりのよいところところに植え付けます。鉢やプランターも日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

暑さに弱いので、暖地では春までに苗を大きく育て、早く花を咲かせるようにする必要がありますが、生育がよいので、初期の育苗さえ気をつければさほど問題はありません。

鉢やプランターは、やや乾燥気味に管理します。

冬の管理

耐寒性がありますので、暖地では霜除けは必要ありません。

肥料

花壇に植える場合は、 化成肥料を1u当たり50gほど施し、堆肥と一緒に庭土とよく混ぜ合わせてから植え付けます。

鉢やプランターに植える場合は、植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、液肥を定期的に施します。

病気・害虫

特にないようです。

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