エリンジウム Eryngium spp.

エリンジウムの花
写真 エリンジウム・プラナム 'ブルーホビット'
撮影時期 2007.6.30
栽培状況 秋播き後、庭植え(冬は農ポリでトンネルして霜除け)
科名・属名

セリ科
エリンジウム属

園芸分類

宿根草

別名

エリンギウム
マツカサアザミ

原産地

地中海沿岸

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【エリンジウムについて】

エリンジウムは、本来宿根草ですが、高温多湿に弱いので暖地での夏越しが難しいのが残念です。花はいずれもユニークな形をしています。

一般に出回っているのは、マツカサアザミとも呼ばれるプラナム(E. planum)です。アルビナム(E. alpinum)の方はあまり見かけません。いずれも耐暑性が弱いので、関東以西の暖地では、一年草と思って育てたらよいかと思われます。

栽培したところでは、プラナムの‘ブルーホビット'という品種のタネを秋に播いて育てたところ、意外によく育ってたくさんの花が咲いてくれました。

【花の特徴と性質】

エリンジウムの花

草丈

40〜60pくらいです。なお、写真のブルーホビットは矮性で30pほどです。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、耐暑性が弱いので暖地では1年で枯れてしまうことが多いようです。

耐寒性・耐暑性

Eryngium・・・・・ギリシャ語の eryngion(水柊)に由来します。

planum・・・・・「平らな」、「平たい」

alpinum・・・・・「高山の」、「アルプス山脈の」

giganteum・・・・・「非常に大きい」

【主な種類と品種】

プラナム
E. planum

アザミに似た姿と花をつけるので、「マツカサアザミ」と呼ばれます。(写真上)

アルピナム
E. alpinum

苞がレース状に広がって咲きます。(写真中)

ギガンチウム
E. giganteum

刺が鋭く、緑色の花が咲きます。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

タネから育てる場合は、9月下旬〜10月上旬に育苗箱に播くかポットに直接播き、覆土はタネが隠れる程度にします。寒地の場合は春に播きます。

育苗箱に播いた場合は、本葉が3〜4枚のころポットや小鉢に植え替えます。

植え付け

関東以西の暖地の場合は、ポットに根が回ってきたら花壇やプランターなどに定植します。暖地以外は、ポットのまま霜の当たらないところで育て、春に定植します。

花壇に植える場合は、植えつけ前に苦土石灰を1u当たり100gほど撒いて、庭土とよく混ぜておきます。植え付け時には、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lと化成肥料を1u当たり30gほど撒いて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

苗は、春か秋に出回ります。ポット苗の場合は、根鉢を崩さないように植え替えます。下の写真は、春に苗を購入して庭に植え付けたものです。思いのほかよく生育し、花が咲きましたので、苗を植えるなら、春植えで問題ないと思われます。

鉢植えの用土

水はけのよい用土に植えつけます。赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥を4:3:3程度に混ぜた用土に有機石灰を加えたものなどを使います。

エリンジウムの花

植え場所・置き場所

鉢植えなどで日当たり良く、水はけのよい場所を好みますが、高温多湿に弱いため、鉢植えの場合は、梅雨の雨が当たらない場所で管理します。ただし、暖地では夏が来る前に枯れてしまいます。

株間

25〜30pほどにします。

日常の管理

暑さに弱いので、敷きわらなどをして株元を涼しくしてやります。

冬の管理

耐寒性は強いですが、秋に定植したときは、春に花を咲かせるために霜除けをして生育を助けるようにします。

肥料

植えつけ時に緩効性の化成肥料を与えます。後は、春先に追肥をします。

病気・害虫

庭植の場合、ヨトウムシに葉を食べられることがあります。

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