ウツギ Deutzia spp.

ウツギ 'ロザリンド'の花
写真 ウツギ 'ロザリンド'
撮影時期 2011.5.8
栽培状況 庭植え
科名・属名

ユキノシタ科
ウツギ属

園芸分類

落葉広葉低木

別名

ウノハナ

原産地

日本

用途

庭植え

花期
5〜6月

【ウツギについて】

ウツギといえば、「卯の花の匂う垣根に・・・・・・」という文部省唱歌を思い出します。ただし、ウツギには歌にあるようなよい香りはないように思います。

単にウツギといえば、白花のD. crenataのことですが、ここでは、ウツギ属の花木について記載しています。

なお、ウツギの名前の由来は、幹が中空なので「空木」という説と、卯月に咲くからという説があるようです。ウツギの中でもサラサウツギは、八重咲きで美しい色合いをしており、よく植えられています。

ところで、ウツギという名前が付いていても、バイカウツギ、オオベニウツギ、タニウツギなどはウツギ属ではありませんが、これらの花木にもウツギと付いたのは、それだけウツギが身近な木だったのではないかと思います。

栽培したところでは、剪定をすることによって、比較的狭いスペースでも栽培でき、暑さ、寒さに強い育てやすい花木です。また、素敵な色合いの園芸品種があり、満開になると人目を引きます。

【花の特徴と性質】

ウツギの花

樹高

放任すると2mを超えますが、剪定により樹高を抑えることができます。

また、ヒメウツギは1mを超えることはありません。

(主な種類と品種を参照してください。)

耐寒性・耐暑性

耐暑性、耐寒性が強く全国で栽培可能です。

学名の説明

Deutzia・・・・・オランダの Johan van der Deutz に因みます。

crenata・・・・・「円鋸葉状の」、「丸い扇型の縁を持つ」

candidissima・・・・・candida(純白色の、白く輝いた)+ issima で candida の比較最上級になります。

elegantissima・・・・・ elegans(優美な、風雅な)+ issima で elegans の比較最上級になります。

【主な種類と品種】

ウツギ
D. crenata

よく見かける種類で、白い花が咲きます。単にウツギといえば本種を指します。

ヤエウツギ
D. crenata f. candidissima

八重咲きで白い花をつけます。

サラサウツギ
D. crenata f. plena

八重咲きですが、外側の花弁がほんのりと紅を帯びて大変美しいウツギです。

ヒメウツギ
D. gracilis

矮性の品種で、白花です。

‘ロザリンド’
D. × elegantissima

一重咲きで花弁の外側が濃いピンクの花です。

バイカウツギオオベニウツギタニウツギハコネウツギは、ウツギという名前が付いていますが、これらはウツギ属の仲間ではありません。逆に、ベニバナバイカウツギは、バイカウツギという名前がついていますがウツギ属の仲間です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

11月から3月ごろが植えつけの適期です。植穴に腐葉土か完熟堆肥を入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。

ウツギの花

植え場所・置き場所

土質は選びませんが、日当たりのよいところが適しています。ただし、半日程度日が当たれば、問題はありません。

剪定

剪定は花後に行います。伸びすぎた枝や込み合った枝を整理します。

また、全体を切り詰めるときも花後に行います。

花芽は8月に付き始めますので、冬に剪定するときは伸びすぎた枝を軽く剪定する程度にして、花芽のついている枝を切り落とさないよう注意します。

肥料

やせ地でなければ、あまり肥料は必要ありません。

病気・害虫

たまに、ウドンコ病が発生することがあります。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。