インパチェンス Impatiens walleriana

インパチェンスの花
写真 インパチェンス
撮影時期 2005.6.4
栽培状況 庭植え
科名・属名

ツリフネソウ科
ツリフネソウ属

園芸分類

春まき一年草

別名

アフリカホーセンカ

原産地

南アフリカ・ザンジバル島

用途

庭植え、鉢植え、吊り鉢

花期

6〜10月

【インパチェンスについて】

インパチェンスは、花色が鮮やかで目をひきつけられます。また、耐陰性が強く、日当たりがあまり良くないところでも鮮やかな花を楽しむことができますので、こうした場所には最適です。

花期が長いことも魅力の一つで、大事に育てると霜が降りるころまで咲き続けます。また、草丈も低く、鉢やプランターで育てるのにも向いています。

最近は、ニューギニア・インパチェンスもよく栽培されます。

栽培したところでは、タネが細く、好光性なので、発芽まで注意がいりましたが、発芽後は容易に育てることができました。また、挿し芽で簡単に増えるのもありがいものです。

【花の特徴と性質】

インパチェンスの花

草丈

草丈は15〜25pです。

園芸店やホームセンターなどには5月には開花株が出回りますが、春にタネを播いて育てると開花は6月になります。

半日陰でよく咲く品種で、最近では花色も豊富になり、たくさんの品種が出回るようになってきました。

花茎は、中輪で2〜3p、大輪だと5pになります。また、一重の他に八重咲きの品種も出回っています。花色は豊富です。

耐寒性・耐暑性

本来は多年草ですが、寒さに弱いので春まきの一年草として扱われます。ただし、冬でも10度以上を保つことができれば冬を越すことができます。

学名の説明

Impatiens・・・・・ im(不)+ patiens(忍耐)で「辛抱できない」が語源です。
※ 熟した果実に少し触れただけで、急に皮がはじけて種子が飛び出すところからきています。

walleriana・・・・・19世紀の中央アフリカの宣教師 Horace Waller に因みます。

【主な種類と品種】

インパクトシリーズ

草丈15〜25pの多花性の各色の混合種です。

グリッターシリーズ

花径5pを超えるインパチェンスの中では大輪品種です。

エキスポピコティ

濃桃色の花弁の縁から中心に向かって淡くなる美しい色合いの品種です。

カルーセルミックス

八重〜半八重になる各色の混合種です。

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

種は、発芽適温が20度ぐらいですので、4月下旬ごろに播きますが、早く播くときはフレームなどで播き、温度管理に気をつけます。種が細かいので、ピートバンか、バーミキュライトに播きます。

経験では、発芽にはある程度の高温が必要ですので、フレームあるいは室内で播き、一気に発芽させるようにするとよい結果が得られます。

好光性種子ですので、覆土はしなくてもかまいません。覆土を厚くすると、せっかくタネを播いても発芽しなくなりますので注意します。

発芽後、本葉2〜3枚のころにポリポットに植え替えて育苗します。また、根腐れを起こすことがありますので、育苗の用土は新しくて清潔なものを使い、過湿にならないようにします。タネが小さく、初期の生育はゆっくりですので焦らずに育てます。

植え付け

ポットに根が回ってきたら花壇やプランターに定植します。

植えつけ時は、バーク堆肥を1u当たり10Lほど入れて庭土とよく混ぜてから植えつけます。

インパチェンスの花

鉢植えの用土

市販の草花用培養土でよく育ちます。

株間

20〜30pぐらい取って定植します。標準のプランターの場合は3株を目安にします。

植え場所・置き場所

庭植えの場合は、耐陰性がありますので、半日陰あるいは午後日陰になるような場所でもよく咲いてくれます。

鉢やプランターに植えた場合は、日当たりのよいところで育てますが、梅雨の長雨のときは軒下など雨のかからないところに、また、夏は半日陰に移すようにします。

日常の管理

過湿は避けるようにしますが、乾燥を嫌いますので、鉢植えの場合、夏は十分に灌水します。また、終わった花は早めに取り除きます。そのままにしておくと、花弁が葉にくっついて汚くなりますし、病気の原因にもなります。

鉢やプランターに植えた場合、株が大きくなって、草姿が乱れるほどになったら、半分程度に切り戻しをします。また、庭植えの場合も、夏に切り戻しをすると秋によく咲いてくれます。

ふやし方

挿し芽で増やすことができます。切り戻しした部分を使ってバーミキュライトなどに挿すと、3週間程度で発根します。

肥料

花壇に植える場合は、元肥として有機性肥料をすき込みます。多肥にしたりチッソ肥料を与えすぎると花付きが悪くなりますので注意します。

鉢やプランターに植える場合は、元肥に加えて、夏場を除き月に2回程度液肥を与えます。

病気・害虫

それほど気にするようなものはありませんが、過湿になると根腐れをおこしたり、灰色カビ病が発生することがあります。

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