イキシア Ixia hybrid

イキシアの花
写真 イキシア 'イエローエンペラー'
撮影時期 2008.4.27
栽培状況 鉢植え
科名・属名

アヤメ科
イキシア属

園芸分類

秋植え球根

別名

ヤリズイセン

原産地

南アフリカ

用途

鉢植え、庭植え

花期

4月

【イキシアについて】

イキシアは、アヤメ科の球根植物の宝庫ともいえる南アフリカ原産の半耐寒性の秋植え球根です。栽培されている園芸品種は、コルメラリス(I.columellaris)やマクラータ(I. maculata)が中心になっていますが、ポリスタキア(I. polystachya)やヴィリディフローラ(I. viridiflora)などの原種も栽培されています。

細長い花茎に、美しい花がたくさん咲いてとても美しく、まとめて植えると一層春らしい気持ちにさせてくれます。秋植え球根の中では、どちらかというと栽培される機会がさほどありませんが、切花にも利用できる用途の広い秋植え球根です。

栽培したところでは、丈夫な球根ですので、庭植えでも、鉢植えでも栽培はいたって簡単です。

花茎が長いので、花の重さで倒れやすくなるのが少しやっかいですが、そうなった花は切り花にして楽しむことができます。

【花の特徴と性質など】

イキシアの花

草丈

草丈は、50p〜70pほどになり、細長い葉を伸ばします。

4月ごろ、細長い花茎の先に、かわいい6弁の花を10〜15個ぐらい穂状につけます。

花色は、白、黄、赤、ピンク、うす紫などの色の他に2色花もあります。

比較的花持ちがよいので切り花にして楽しむこともできます。

耐寒性・耐暑性

南アフリカ原産の半耐寒性種で、やや寒さに弱いので寒地では鉢栽培となりますが、暖地では庭植えが可能です。

学名の説明

Ixia・・・・・「鳥もち」の意味で、ネバネバした液汁があることに由来します。

columellaris・・・・・「円柱状」

maculata・・・・・「斑点のある」

polystachya・・・・・ギリシャ語の poly(多い)+ stacyus(穂状花)が語源です。

rapunculoides・・・・・rapunculus(小さな蕪) + oides(・・・に似ている)が語源です。

viridiflora・・・・・「緑花の」

【主な種類と品種】

‘カスター'

赤花です。

‘イエローエンペラー'

草丈30〜40pの黄花です。

‘パノラマ'

ビンクと白の複色花です。

マキュラータ
I. maculata

黄色の花が咲きます。分球してよく増えます。

ラプンクロイデス
I. rapunculoides

耐寒性が強く、淡青紫の花が咲きます。

ヴィリディフローラ
I. viridiflora

エメラルドグリーンの花が咲く個性的な種類です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植え付けは10月下旬〜11月ごろが適期です。関東以西の暖地では庭植えができますが、寒さが気になるところは鉢やプランターで育てます。庭に植える場合は、あまり早く植えて冬季に葉を伸ばしすぎると、寒さで傷みやすくなります。

酸性土壌を嫌うので、植えつけ前に苦土石灰を撒いて、庭土と混ぜておきます。1週間ほどしたら、バーク堆肥を入れて、庭土を深さ30cmほど耕してから植えつけます。

鉢植えの用土

市販の球根用培養土もしくは赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜたものなどを使います。

植え付けの深さ

庭植えは5p、鉢やプランターに植える場合は3cmほど球根の上に土が被る程度にします。

株間

庭植えの場合は5〜10pの間隔にします。鉢植えは5号鉢に5〜8球を目安にします。

植え場所・置き場所

庭に植える場合は、連作を嫌いますのでアヤメ科の植物を栽培したことのない、日当たりと排水のよいところに植え付けます。

鉢やプランターで育てる場合も、日当たりのよいところで育てます。

イキシアの花

日常の管理

鉢やプランターは、暖かくなってくると乾きやすくなりますので、鉢土の表面が乾いたらタップリと水やりをします。

花が咲きすすむと重みで倒伏しやすくなりますので、切り花にしないのであれば支柱をしてやる必要があります。

冬の管理

庭植えの場合、暖地の場合でも強い霜が当たると傷みますので、霜が降りそうな寒い日は霜除けをしたほうが安心です。

鉢やプランターは、軒下など日の当たる暖かいところに移しておきます。

休眠期の管理

品種によるかもしれませんが、植えっぱなしにしておくと夏の高温多湿で球根が腐ることがありますので、葉が枯れたら球根を掘り上げた方が安心です。

掘り上げたら、陰干ししてからネットに入れて涼しいところで植え付け時まで保管します。

なお、連作はよくないとされていますが、上の写真の品種は3年ほど庭に植えっぱなしになっていましたが、掘りあげるまで毎年よく咲きました。2〜3年であればは大丈夫かと思われます。

ふやし方

よく分球しますので、分球して増やすことができます。

肥料

庭植えの場合は、植え付け前に、窒素を控えた肥料を施しておきます。追肥は不要です。

鉢やプランターに植える場合は、市販の球根用の培養土を使用するときは、培養土に元肥が入っていますので、春になって暖かくなってきたら、液肥を月に1〜2回程度与えます。用土を調整したときは、植えつけ時に緩効性の化成肥料を与え、後は、同様に液肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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