アデニウム Adenium obesum

アデニウムの花
写真 アデニウム ' ピンキー '
撮影時期 2010.9.11
栽培状況 鉢植え
科名・属名

キョウチクトウ科
アデニウム属

園芸分類

常緑低木

別名

デザートローズ

原産地

熱帯東アフリカ

用途

鉢植え

花期

5〜6月

【アデニウムについて】

アデニウムは、非耐寒性の花木ですが、砂漠のバラの別名を持つように大変美しい花が咲きます。種苗会社のカタログのほか、園芸店やホームセンターなどでも時々見かけます。

栽培したところでは、上の写真は国華園に注文したもので、乾燥にはめっぽう強く、着いた苗は新聞紙にくるまれていました。少しそのままにしておいて暖かくなって植え付けましたが、全く問題なく、9月になって美しい花が咲きました。

ただし、水やりには注意していましたが、秋にうっかり雨がかかった後、天気が悪くて鉢土がなかなか乾かなかったりして、結局枯れてしまいました。とにもかくにも乾燥気味に育てる必要があると改めて痛感しました。

【花の特徴と性質】

アデニウムの花

樹高

現地では2mほどになる品種もありますが、通常は切りつめて鉢植えで管理します。

種小名のとおり、幹がとっくり型に肥大するところが特徴のひとつです。

花色は、通常赤が多いですが、ピンクや覆輪の花の咲く品種があります。

つぼみが見え始めてから開花するまで、意外と時間がかかりますが、朝早くぱっと開花しているのを見るとうれしくなります。

また、花は1輪が10日近く咲きますので長く楽しめます。

耐寒性・耐暑性

熱帯原産ですので耐寒性が弱く、冬は室内で管理する必要があります。

学名の説明

Adenium・・・・・アラビア半島南端の都市アデンに因みます。

obesum・・・・・「肥満した」、「太りすぎた」

【主な種類と品種】

在来種

一般に出回っている赤色の花が咲く品種です。

‘ピンキー'

花径は7pほどで、白地に赤の覆輪が美しい品種です。

‘サンタクロース'

上のピンキーとは逆に赤地に白い赤の覆輪が入る品種です。

‘スーパーポセイドン'

白地に鮮やかな赤の覆輪が入る品種です。(写真中)

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

植えつけは、5〜6月頃に行います。園芸店では、赤花の品種をよく見かけますが、変わった花色の品種を育てるには種苗会社のカタログに載っています。

植えつける際は、膨らんでいる部分が少し見えるように植えつけます。

鉢植えの用土

乾燥には大変強く、逆に過湿を非常に嫌いますので、排水よい用土に植えつけます。市販のサボテン用や多肉植物用の用土に植えつけると間違いありません。

置き場所

日当たりを好みます。日当たりが悪いと花が咲かないので注意します。

基本的には、栽培期間中、雨の当たらないところで栽培します。特に、梅雨時のように雨が続きそうなときは、必ず雨のかからないところに移します。

夏場は、少しぐらいでしたら雨が当たっても大丈夫ですが、強い雨や長雨に当てないようにすることが肝心で、雨が当たらないところで栽培することに越したことはありません。

アデニウムの花

植え替え

根が鉢いっぱいになったら、5〜6月に植え替えます。植え替えの前には1週間ほど水やりを止めて、鉢土が十分に乾いてから植え替えます。

株を鉢から抜いて根鉢の表面と底の土を落とします。そして、傷んだ根を整理してから日陰で切り口を乾燥させ、一回り大きい鉢に植え替えます。水やりは、1週間ほどたってから再開します。

日常の管理

砂漠のバラという別名のとおり、乾燥には強いですが、過湿には弱いので、水やりはかなり控えめにします。

生育期間中は、表面が十分に乾いてから与えるようにします。涼しくなってきたらだんだんと水やりを控えるようにします。

茎が長く伸びて、樹姿が悪くなったら茎を切り戻しをしてやります。

冬の管理

耐寒性が弱いので晩秋から春暖かくなるまでは室内に取り込んで、5度以上の室温を確保するようにします。

気温が5〜10度を下回るようになると、葉が落ちはじめて休眠状態になっていきますので、その時期から春まで水やりは一切しません。

肥料

多肥にする必要はありません。植えつけ時に緩効性の肥料を与え、後は、夏場に月に1〜2回程度薄めの液肥を与えるようにします。

病気・害虫

アブラムシやカイガラムシが付くことがあります。

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