アスチルベ Astilbe × arendsii

アスチルベの花
写真 アスチルベ
撮影時期 2011.6.4
栽培状況 鉢植え
科名・属名

ユキノシタ科
アスチルベ属
(チダケサシ属)

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

ショウマ

原産地

日本、中央アジア、北アメリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

5〜6月

【アスチルベについて】

アスチルベは、庭植えは勿論、鉢やプランターでも夏の水やりを忘れなければ、とても育てやすい宿根草です。

アスチルベ属は12種ほどあり、日本にもアワモリショウマなどが自生していますが、園芸上、単にアスチルベというと、アレンジーハイブリッドと呼ばれる系統の品種群を指します。

耐寒性は強く、また、耐暑性もありますが、暖地の場合は、夏の西日を避けるようにします。大株になって、花がたくさん咲くととても美しいので、是非、好きな色を選んで育てることができます。ただし、やや高温多湿に弱いので。暖地の場合は大株にはなりにくいと言えます。

栽培した結果では、午後も少しだけ西日の当たるところで育てていますが、夏の暑さもそれほど問題にはありません。もっとも、3年、4年と経つと花数がだんだんと減っていきます。

【花の特徴と性質】

アスチルベの花

草丈

草丈は、高性種と矮性種があり、高性種は70p、矮性種は40pほどです。花は、白、ピンク、赤の各色があります。

アスチルベの花は、5月下旬から初夏にかけて、あわ粒のような小さな花が長く伸びた花穂に一杯に咲きます。

洋風の庭にも、和風の庭にも違和感がなく利用価値の高い宿根草です。単独で植えてもよくまた、群植するとさらに見栄えがよくなります。

花色は、白、ビンク、赤があります。

耐寒性・耐暑性

耐暑性、耐寒性とも強く丈夫ですが、やや高温多湿に弱いと言えます。

学名の説明

Astilbe・・・・・ギリシャ語の a(無)+ stilbe(光沢)が語源で、「光沢のない」という意味です。

arendsii・・・・・アレンジーハイブリッドの育成者であるドイツのゲオルク・アレンズへの献名

【主な種類と品種】

種間交配が盛んに行われ、たくさんの品種があります。

アメリカ

桃色で草丈は50〜60pです。

ブレメン

濃紅桃色   〃       

スプライト

パールピンクの花穂です。

ホワイトグローリア

ふんわりとした短めの白い羽根ような花穂です。

【育て方と栽培のポイント】

植え付け

春と秋に苗が販売されていますが、暖地の場合は秋植えが一般的です。丈夫な宿根草で土質を選びませんが、有機質の多い肥沃な土壌を好みますので、植穴に腐葉土か完熟堆肥を十分に入れて庭土とよく混ぜ合わせてから植えつけます。

アスチルベの花

鉢植えの用土

赤玉土とバーク堆肥(腐葉土)を2対1程度に混ぜた用土などを使います。

植え替え

庭植えの場合は、植えてから4〜5年に一回、3月か10月に株分けして植え替えます。その際、一株当たり3〜4芽付けて分けます。

鉢植えの場合は、小さめの鉢に植えた場合は毎年、大きい鉢やプランターでも2年に1回は植え替えが必要です。

株間

2年目以降、株が大きくなりますので間隔を30p程度とって植えつけます。

植え場所・置き場所

やや高温と強光に弱いようで、暖地では、花壇に植える場合は、夏の西日を遮れるようなところに植えつけると後の生育がいいです。

鉢植えの場合は、春に芽が出てから開花まで、そして、秋は日当たりのよいところに置きます。

日常の管理

乾燥に弱いので、夏場、乾燥させすぎないように、鉢土の表面が乾いたらたっぷりと水をやります。ただし、過湿にすると根腐れを起こすことがありますので地注意します。

花の色があせてきたら、花茎を摘み取っておきます。

夏の管理

鉢植えは、半日陰の涼しいところに置きます。

冬の管理

アスチルベの花

地上部が枯れたら、地際で枯れ枝を切り取っておきます。耐寒性が強いので、暖地の場合は霜除けは必要ありません。

水やりは少なくしますが、鉢土が乾いたら晴れた日の午前中に水やりをします。

肥料

植え付けの際、緩効性化成肥料与えると成長がよくなります。庭植えの場合、2年目以降はあまり与えなくてもよく生育します。

鉢植えの場合は、春先と秋に緩効性の化成肥料を与えるか、月に1回程度液肥を与えます。

病気・害虫

特にありません。

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