アスクレピアス Asclepias spp.

アスクレピアスの花
写真 'シルキーディープレッド'
撮影時期 2010.8.15
栽培状況 春播き後、庭植え
科名・属名

ガガイモ科
アスクレピアス属

園芸分類

春播き一年草

別名

宿根パンヤ
トウワタ

原産地

北米、南米、アフリカ

用途

庭植え、鉢植え

花期

6〜9月

【アスクレピアスについて】

アスクレピアス属は、南北アメリカに自生し、主に栽培されているのは、クラサヴィカ(A curassavica)、インカルナータ(A. incarnata)、それに、耐寒性のある宿根パンヤA. tuberosa)などです。

アスクレピアスは、本来はほとんどが宿根草(低木)ですが、宿根パンヤを除いては耐寒性が弱く、通常は一年草として扱われています。

栽培したところでは、タネから育てる場合、秋播きでは、寒さがくるまでに十分に生育しませんので、よくありませんでした。春播きなら、問題ありません。ただし、アブラムシが必ず付きますし、白絹病に弱いので、その点に留意して栽培する必要があります。

【花の特徴と性質】

草丈

品種によりますが、60〜1mほどになります。

「主な種類と品種」を参照してください。

耐寒性・耐暑性

半耐寒性とされていますが、宿根パンヤ以外は耐寒性は弱いと言えます。

学名の説明

Asclepias・・・・・ギリシャの医師 Aesculapius への献名

curassavica・・・・・「キュラソー島の」

incarnata・・・・・「肉色の」

tuberosa・・・・・「塊茎状の」

【主な種類と品種】

‘シルキーデープレッド’
(A. curassavica)

この仲間には、黄花のシルキーゴールドもあります。草丈は1mほどになり、切り花としても利用できます。
耐寒性はありません。

‘ミルクメイド’
(A. incarnata)

白色の花です。比較的耐寒性があり霜除けすれば冬越しができます。

‘ソウルメイト’
(A. incarnata)

濃いピンクの花です。こちらも比較的耐寒性があり霜除けすれば冬越しができます。

宿根パンヤ
(A. tuberosa)

アスクレピアス・チューベローサ、和名をヤナギトウワタといいます。トウワタというのは、種に白色の綿毛がつくことから名付けられました。

また、ヤナギトウワタというのは、葉の形がヤナギに似ることからこの名がつき、果実がパンヤノキに似ることから、宿根パンヤとも呼ばれます。耐寒性があります。

【育て方と栽培のポイント】

ここでは、宿根パンヤ以外の種類について記載しています。

タネ播き

一般には、暖かくなった4月中旬以降にタネをまきます。秋播きは苗が育つ前に寒さがくるので、暖地でも避けたほうが賢明です。

箱播きにして、覆土はタネが隠れる2〜3mm程度にします。発芽後、本葉が3〜4枚になったらポットに植え替えて、薄い液肥を与えながら育苗します。

アスクレピアスの花

植え付け

ポットに根が回ったら花壇やプランターに定植します。

植えつけ時に、バーク堆肥(腐葉土)を1u当たり10Lほど入れて、庭土とよく混ぜてから植えつけます。夏になると白絹病が発生しやすいので、完熟したものを使うようにします

株間

庭植えの場合は株間を20〜25cmほどにします。標準のプランターの場合は、3株が目安です。

植え場所・置き場所

日当たりと水はけのよいところ好みます。耐暑性があり、真夏の直射日光が当たるところでも問題ありません。プランターなどに植えた場合も日当たりのよいところで育てます。

日常の管理

摘芯をしないと、枝数が少ないままになりますので、定植後、早めに摘心をして枝数を増すようにします。

花が咲いたあとは、花茎を早めに切り取ります。

肥料

肥料は植え付ける際に、緩効性肥料を土に混ぜ込みます。プランターの場合は、2週間に1回程度の割合で液肥を与えます。

病気・害虫

アスクレピアスは、アブラムシが非常につきやすいので要注意です。次々に発生しますので、定植する際にオルトラン粒剤を撒いておくと防除が楽になります。

夏に白絹病が発生することがありますので、天地返しや土壌殺菌剤を散布して発生を防ぎます。

ページのトップに戻ります。このページのトップに戻ります。一覧へ戻ります。一覧に戻ります。