アキレア Achillea spp.

アキレアの花
写真 アキレア
撮影時期 2001.5.22
撮影場所 田野町にて
科名・属名

キク科
ノコギリソウ属

園芸分類

耐寒性宿根草

別名

セイヨウノコギリソウ、ヤロウ

原産地

コーカサス地方
ヨーロッパ、アジア

用途

庭植え

花期

5月〜9月

【アキレアについて】

アキレアというのはノコギリソウ属の学名ですが、ノコギリソウ属の中では、もっぱらセイヨウノコギリソウ(Achillea millefolium)の園芸種がよく栽培されています。初夏に赤、黄、白などの小さな花が傘状に咲きます。また、ノコギリソウ属の中では、より大型の宿根草のキバナノコギリソウAchillea filipendulina)も栽培されています。

ノコギリソウの名前の由来は、葉の縁がノコギリのように見えるところからきています。

耐寒性が強く、丈夫でよく育ちますが、やや耐暑性が弱く、どちらかといえば寒冷地向きです。暖地では、品種にもよりますが夏の高温で株が枯れてしまうことがよくあります。キバナノコギリソウは、もう少し耐暑性があります。

栽培したところでは、午後から日陰になる場所に植えていますが、割合、花が咲いた後も夏を越しています。ただし、ほとんどが2〜3年で消えてしまいます。

【花の特徴と性質】

アキレアの花

草丈

園芸種の草丈は、60p〜100pほどです。

長い花茎を何本も伸ばし、その先に小さな花が傘状になって咲きます。色は、白、紅、黄色などがあります。

耐寒性・耐暑性

耐寒性は強いですが、耐暑性は、それほど強くありません。

学名の説明

Achillea・・・・・古代ギリシャの医師 A. Achilles に由来します。

millefolium・・・・・mille(千)+ folium(葉)が語源です。

filipendulina・・・・・「シモツケソウ属に似た」

【主な種類と品種】

セイヨウノコギリソウにはいろいろな品種がありますが、最近のカタログに載っている品種の一部を紹介します。

ブリリアント 紅桃色、草丈50p
イエローストーン 鮮黄色、草丈70p 
ステファニー 珍しい桃色の品種です。
ホワイトビューティ 白色

【育て方と栽培のポイント】

タネ播き

アキレアは、苗を購入して育てることが多いかと思いますが、タネから育てることもできます。タネから育てる場合は、3月又は9月に播きます。タネを一晩水につけて吸水させてからポット又はセルトレイに直接播きます。箱播きもできます。覆土は、タネが隠れるぐらいにします。

箱播きの場合は、発芽後、本葉が3〜4枚になったころにポットや小鉢に植え替えて育苗します。

植え付け

タネから育てた場合は、ポットに根が回ったら花壇や鉢、プランターに定植します。秋播きの場合は、生育がゆっくりなので秋に植えつけできる大きさの苗に育たない場合があります。この場合、小苗を無理に定植せず、フレームなどの中で育てて春先に定植した方がよい結果が得られました。

苗を購入して植えつける場合は3〜4月又は10月ごろに植えつけます。

アキレアの花

鉢植えの用土

赤玉土、鹿沼土、バーク堆肥(腐葉土)を等量に混ぜたもの、若しくは、一般の草花用培養土で差し支えありません。

株間

花壇に植える場合は、25〜30p程度にします。

植え場所・置き場所

植え込む場所は日当たりのよい、やや乾き気味の土地を好みます。また、耐暑性がやや弱いので暖地では、午後、日陰になるところが適しています。

鉢やプランターで育てる場合は、夏は半日陰の涼しいところで育てます。

植え替え

花壇に植えている場合は、数年すれば株が混みあってきますので、春か秋に株分けして植え替えます。

鉢やプランターに植えている場合は、株の状態を見て毎年もしくは2年に1回植え替えます。

日常の管理

株が伸びてくると倒れやすくなりますので、必要なら支柱を立てます。

秋に地上部が枯れたら、株元から刈り込みます。

冬の管理

アキレアの花

冬が近づくと、新しい芽が地際に出てきます。耐寒性が強いので、霜除け等の必要はありません。

ふやし方

株分けの他、挿し芽も可能です。6月頃に、新芽をバーミキュライトなどに挿せば発根します。

肥料

庭植えの場合は、肥料はそれほど与えなくてもよく育ちます。鉢植えは、植えつけ時に緩効性肥料を与え、後は、春と秋に追肥します。

病気・害虫

ウドンコ病が発生することがあります。

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